05 マドリード周辺
2013.06.14
Que Tal?(ケタル?)
Hola!(オラ)の次によく耳にする言葉がQue Tal?、日本語だと『元気?』というような軽いのりの言葉です。本来のスペイン語の表記では疑問と感嘆の表現に後ろと前に??、!!を付けて表します。
本日はスペインを代表する古都トレドのご紹介です。トレドはマドリードから、高速列車でわずか30分。ちなみにマドリードからはトレドの他にもセゴビア、アビラ、クエンカ、アルカラ・デ・エナーレスなど日帰り出来る世界遺産の街が多く点在しています。
さて、トレドは大聖堂を中心とした迷路のような旧市街全体が世界遺産に登録されています。古代ローマからスペイン黄金期にわたる2,000年の歴史とユダヤ教、イスラム教、キリスト教によるムデハル建築が数多く残っています。1561年に宮廷がマドリードに移されるまで王国の中心地として栄え、鉄製品特に剣の生産で有名になり、現在では多くのお土産物屋でナイフなどが販売されています。ギリシア人の画家エル・グレコがトレドの風景に魅了され住み着いて多くの傑作を残しました。その作品は大聖堂やサント・トメ教会、グレコ美術館で観ることが出来ます。
日帰り観光できるトレドですが、できれば宿泊をして夜景などもお楽しみいただきたい街です。宿泊は旧市街の対岸にある歴史的建造物を利用したパラドール(国営ホテル)がお勧め、テラスからの旧市街の眺めは格別です。