コルドバ、セビリアなどアンダルシア地方やバルセロナ行きの列車が発着するため
多くの観光客で賑わうアトーチャ駅のすぐ側にピカソの『ゲルニカ』が展示されていることで
有名なソフィア王妃芸術センターがあります。
前国王、ファン・カルロス1世の王妃、ソフィアにちなんで命名されたこの美術館は、
なんと病院を改装されて建てられました。
現代アートが中心の館内は、ピカソ、ダリ、ミロ、タピエスといった巨匠の作品が数多く展示され、
時代に沿って鑑賞することができます。
ピカソ作 『青衣の女』
ミロ作 『パイプをくわえた男』
ダリ作 『窓際の少女』
などなど見応えのある作品が多い美術館です。
一番有名な『ゲルニカ』は、2階(日本の階数表示だと3階)の206展示室の中央に
威風堂々と展示され、常に多くの人だかりが絶えません。
しかし残念ながら、美術館内の206号展示室(ゲルニカ含む)のみ写真撮影が禁止されているので
来館された際はお気を付けください。
鋭い眼つきの監視員が常時見張っています
中庭(パティオ)にはミロの彫刻が展示されているので、名画の余韻と一緒に楽しむのも
良いかもしれません。
プラド美術館よりは比較的観光客が少ないことが多いので、その分じっくりと鑑賞をお楽しみください。