
私が今までにもらった一番の誕生日プレゼント、それは私の娘。 そう、なんと
誕生日が同じなのです
(NZの出産事情もリクエストがあれば今度書きますね
) その時は「誕生日なのに何でこんなに苦しまなくちゃならないの~
」と嘆き、出産のドタバタで夫からのプレゼントももらえず
と、ちっともうれしくなかったけど、今は毎年一緒に誕生日を祝う事が出来てちょっぴりうれしい
。 でも、娘が1年成長する喜びと共に自分が1年老いていくことも実感するわけだが、、、
(ちょっと複雑)。
そんな娘(と私)が先日誕生日を迎え、娘は5歳になった ここニュージーランドでは5歳になるとなった子から学校に行くという不思議なシステムがある。 日本のように4月に入学式があり、み~んな一斉に入学するのではなく、5歳になった子から学校に通いだすという日本人からすると何とも摩訶不思議なシステムなのだ。 当然幼稚園の卒園もバラバラ。 娘は誕生日の日は幼稚園で最後の日を過ごし、翌日から小学生になった。 最後の幼稚園の日、私も一緒に幼稚園に行き一緒に過ごした。日本では「ご父兄はお引き取りください」というところ、NZの幼稚園はいつでもウェルカム、というより”Mother's Help"といって、お手伝いできる父兄をいつでも募っている。 幼稚園でその日、娘は先生と一緒にクラウン(冠)
を画用紙で作りグリッターでピカピカ
に飾った。 それから先生が厳かに奥の部屋からかわいいシールのたくさん入った箱を持ってきて、娘はシールをクラウンにペタペタ貼っていった。 その間に他のお友達も集まってきてシールを欲しがるが、先生は「今日は○○チャンの最後の日なのよ。だから特別なの。」と言ってシールを一枚だけあげて「もうダメよ。他のことして遊びなさいね」と追いやってしまった。 私は内心「おいおい、そんな扱いしていいの?」とちょっとハラハラ
。でも、その子たちも逞しく何度もやって来るので「あ~、そのくらい言わなくちゃダメなのね」。 先生って大変
。
その後粘土で自分の好きな形のケーキを作るのが恒例になっていて、娘は
の形のケーキを作った。
そしてお帰りの会で、金色の背が付いた特別な椅子にクラウンをつけて座り、さっき作ったケーキのロウソクを吹き消してみんなに祝ってもらった。 そして、娘から幼稚園におもちゃのプレゼントをあげる。 普通は逆だが、要はお世話になった幼稚園に最後にお礼をという趣旨らしい。 (話はずれるけど)教育システムのせいでもあるのだが、この国の幼稚園や学校は「ドネーション(寄付)」とやたらうるさい。 幼稚園も無料という割には「ドネーション」と言って金額が書かれた封筒をもらってくるもんね~。これじゃあ、月謝じゃないか
ってね。
ともあれ、最後に先生方と記念写真を撮って無事、卒園したのでした。 ちなみに卒業証書も何もありません。
次はNZの小学校について潜入?レポをお届けします。 お楽しみに