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今週末からアメリカに夏がやってくるんです。

それも日時を決めて。

３月８日の日曜日、午前２時に約束をしています。

夏は２時に約束してるのですが約束の時間と共に

いきなり３時になってしまいます。

もうなんの話だかお分かりの方もいらっしゃいますね。

そう、俗に言うサマータイム

実はサマータイムはイギリス英語でして、ここアメリカでは通じません。

アメリカでは【Day Light Saving Time】といいます。

毎年３月第２日曜日と指定されており

今年は２００９年３月８日からスタートです

限られた資源を有効に活用するには

「全米のオフィスが一時間早く電気を消せばいいのでは？」

というシンプルな考えから生まれたとってもエコ的発想のシステム。

確かに毎晩多くの電気量が消費されるなら、

１時間時間を早めることによって随分浪費されるエネルギーは減ります。

それも全米規模ならサマータイムによって

セーブできる電気量はすごいハズ！

ちなみにこのサマータイムは

アメリカの全州が導入しているわけではありません。

南に位置する日照時間の長い州である

アリゾナ州とハワイ州はもともとサマータイムを使っていないのです。

画像の赤の部分がアリゾナ州ですが、

冬はお隣のラスベガスのあるネバダ州（グレーの部分）から１時間進み、

夏はネバダ州、カリフォルニア州（水色の部分）と同じ時間で進みます。

アリゾナ州にはかの有名なグランドキャニオンがありますが、

夏にラスベガスから行くと時差なく観光ができ、

冬に行くと時計を１時間進める必要がでてきます。

でも同じアリゾナでも

要注意ゾーンが・・・！

グランドキャニオンを更に進むと

人気のモニュメントバレーという観光地がありますが、

ここはアリゾナ州のエリアにありながらナバホ族の居住区域なので

アメリカの法律が一切通用しない国の中の国のような状態。

（ナバホ独自の法律や自治体を持っています）

なのでアリゾナ州の習慣にはのっとらず、

アリゾナ州の中なのにモニュメントバレーは

サマータイムが導入されるので、

夏場に行くとグランドキャニオンとモニュメントバレーは

同じ州でありながら１時間の時差が発生することになります。

アメリカ国内だけでも６つのタイムゾーンがあるのに

更に州内でも時差があるのは不思議な感じ！

この日に日本へ帰られるお客様。

この日にお友達とお約束をしている方。

※土曜日の７日の夜寝る前に

時計を１時間進めておきましょう

さもないと、飛行機に乗れなかったという恐ろしい話に・・・。

サマータイムのWikipediaはコチラ

K.O.