ロサンゼルスのレストラン、ホテルなど観光情報を紹介 ロサンゼルス観光ブログ

Venice Beach の近くにあるMainStreetのとあるお店。

夕飯までまだ時間があるにもかかわらず、この狭い店内にはたくさんの人だかり。

何を待っているのだろう…。

こちらがお店の外観。

店内はカウンターしかない狭いスペースですが、人の流れが切れることはありません。ショーウィンドウの文字には、「フローズン・ヨーグルト」と「ホームメイド・Omusubi」（？）の文字。

そう、このお店は珍しい「おむすび」屋さん。

和風でもなく、カリフォルニアスタイルにアレンジされたお店は、一見、気が付きません。周辺ですれ違う人が手にしているのはカジュアル・オニギリスタイル！まるでアイスクリームを食べるようにおむすびを食べています。

早速、店内に入ってみましょう～！

天井には『日本製』のお菓子や食べ物が吊られています。そして、まったく日本的雰囲気というものを強くアピールしていません。外観をみるとそれが一目瞭然。何か新しい文化を生み出そうしている雰囲気さえします。

「すきやき」、「すし」、「カラオケ」、「てりやき」といった日本発祥の単語はよく見かけますが、未だかって「おむすび」という単語を、日系人が住んでいるエリア外でみたことはありませんでした。

店員さんには日本人はいません。皆さんローカルの若者だそうです。

1つ1つ愛情をこめておむすびを作っています。

ちなみに私はいつも「おにぎり」といい、「おむすび」といったことがありません。

辞書で違いを調べてみると…、

握り飯　→　お握り　→　御結び　という順番で丁寧な表現になるらしいです。　　　　

（ｂｙ　デジタル大辞泉）

またお握りは「女性語」らしいです。

漢字が派生するところなんかは非常に面白く、「おむすび」は＝「御結ぶ」ということでそれ自体の意味も変わってきてしまう感じが日本語の奥深さを表現しているようです。

お店にはそんな意味が含まれているのかどうかもわかりませんが、改めて日本語の勉強になりました。

さっそく注文をしてみようと思い、立て札を読もうとすると、あれ？

「ひじき」→「しそ梅」→味噌きのこ→「わさび佃煮」→「ツナマヨ」→「スパイシーサーモン」→「肉みそ」→「東京とり」→「まねきねこ」→「からツナ」。

えっつ！「まねきねこ」？？？

↑これ？　＄3.50？？

いくらなんでもこれは食べれませんよ～

( なんか呼び名がお守りみたいになってるー！W )

ちなみに中身はスパイシーツナと赤いお漬物とゴマ風味。

味は想像以上に美味しかったので、他にも３つほど食べてしまいました。

なかにはパーティー用にたくさんか買って行く人もいました。

そう↓この方達は全員みなさんおむすびを待っていたのでした。

店内の壁は、お客さんからのメッセージボードになっています。

いままでにないくらい斬新なお店に、正直感動してしまいました。

若いカリフォルニアの青年たちが夢をこのＯｍｕｓｕｂｉに託し、イメージ自体を変えてしまう。何より我々日本人にとってお結びとは、所詮、おにぎりであり、お昼飯ぐらいの認識であったものを、フローズンヨーグルトと同じようにカジュアルなおやつとして認識させようとしているマーケティング観点に感嘆します。しかもそれをお洒落な人が歩きながら食べると、不思議とお洒落に見えてしまうほど。しかも健康的であり24時間食べることができる。

ここにはお味噌汁はありません。おかずもありません。あるのはフローズンヨーグルトのみ。

私はこの店が将来成功することを陰ながら応援したいと思います。

おむすび＝御結び

オーナーの方！招き猫のチョイスは天才的です！

Sunny Bule

2728 Main St Santa Monica,CA90405

phone: (310) 399-9030

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Hearthee