8月13日、闘牛観戦ツアーに行ってきました。

今回は、贅沢に日陰席での観戦です。

闘牛については、賛否両論があることは皆さんもご周知の通り。

スペイン暮らしが長くなった私ではありますが、周囲の知人の中で“闘牛ファン”は実際のところ、1人もいませんでした。

(あ、でも、若い頃売れない闘牛士だった現在コック長とかは知り合いですし、友達の従兄弟が田舎の闘牛士っていう人はいます。それと、かつてスキーヤーだった現、闘牛士も友達の友達でした。)

そういったいきさつ上、実は今回が初めての闘牛観戦となりました。

闘牛を好き、嫌い、動物虐待、牧畜豊穣祈願の捧げ物だからあってしかるべき文化、などなど、意見を言えるようになる前には、まず、実際にこの目で見て見ないことにはなりませんよね。


ベンタス外観 こちらがかの、ラス・ベンタス闘牛場です。




ベンタス前の出店  ベンタス前の出店です。お値段が高めなので、お水などは予め用意しておいた方がいいです。




ベンタス内部 闘牛場内部、くっきりと日向と日陰にわかれています。日向席は暑いし眩しいはずです。


この日の闘牛は、騎馬闘牛と言うのでしょうか。馬にまたがった伊達男闘牛士が500kg以上の牡牛と戦います。

闘牛士は、銛(というのでしょうか。)2突きで馬を取替えに一旦下がります。再登場をしまた2突き後、馬を取り替えます。・・・と言う事は、どんな馬でも乗りこなせないといけないということですよね。おまけに馬もさぞ怖かろうと思うのですが。

闘牛1



オーレ 闘牛士が馬を取替えに行っている間、アシスタント?闘牛士が牛を刺激?しておりました。



私たちの少し前の列にいた女の子2人は、見てられなくなって、トレーナーをかぶってしまいました。

実は、私も1頭目の牛の時は、あと5頭(牛は全部で6頭登場します。)も見てなれない~と思い、目を伏せたりもしていたのですが、5頭目、6頭目になった頃は

お菓子をかじりながら見ることができていました・・・。会場に入る直前のガイドさんの言葉“だんだん血に慣れますから。”が、妙に

説得力を持って響きます。

この女の子と家族は、1頭目が終わったところで帰ってしまいました。



子供は見てられない?  





こちらは最後の瞬間。馬に乗った闘牛士もフィナーレは馬から降りて最後の一撃を。

上手な闘牛士程、牛が苦しまずにやれるらしいです。実際に、最後の瞬間を何度も何度も繰り返した闘牛士もいましたが、

こちらとしては、残酷で見てられませんでした・・・。

最後の瞬間


その、下手な人?もしくは生命力のある牛の写真がこちらです。この牛には最後の一撃のはずが、なかなか死ねない為何回もつかれていました。

この牛はなかなか死なない  



牛の最後です。こんな風に馬にひかれて行きます。この後は解体され、お肉やさんへ行くはずです。


牛の最後




ということで、私の初闘牛観戦も終わりました。ちなみにこの日は19:00開始、終了が21:30でした。

感想ですか?

難しいですよね。これを文化と見るか、ただの動物虐待と見るかは、まだ意見できませんし、わかりません。

でも、実際のところは、何も考えずにお肉を食べて育ってきましたし、食用として屠殺場で殺されるところを見ていないが為に、

命を頂いている気がしていなかったかもしれません。

でもだからと言って、娯楽として殺すのはどうかとも思うし。闘牛は娯楽じゃないと言われるかもしれませんし。

ますますわかりません。ただ、闘牛観戦以来お肉が食べられなくなっています。(たぶんそのうち平気になると思うのですが。)

とは言え、せっかくスペインに来たのだったら、そして闘牛が見られるシーズンだったら、足を運んでみるのもいいかもしれません。



オプショナルツアーのご案内はこちら。http://www.his-spain.com/optional.html



余談ですが、騎馬闘牛士の手綱さばきは華麗でした。その為かなかなかいい男に見えましたよ。







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