バルセロナ・マドリードのレストラン、ホテルなど現地観光情報を紹介します。 スペイン観光ブログ

お店に着いたのは午後9時ごろ。

マドリッド中心地、観光スポットとしても大変有名な
マヨール広場横にあるMesón del Champiñon。
この辺りは、昔ながらの居酒屋やバーでにぎわう界隈です。

店内は表に小さな厨房とカウンターがあり、奥にテーブル席が
あります。

すでにテーブル席は満席でした。

今日は、カウンターで飲むことにしました。

「Mesón(メソン)」は日本語で居酒屋、「Champiñon(チャンピニョン)」は
マッシュルーム。
つまりMesón del Champiñonとは、「マッシュルームの居酒屋」。

その名の通り、この居酒屋の名物は、マッシュルームの鉄板焼きです！

待つこと10分ほど。

お楽しみのマッシュルームの登場です。

いい匂いと共に現れたマッシュルームには。。。

あれ？2本の楊枝が刺さっています。

どうやって食べるんだろうと躊躇していると、ウェイターが

「こうやって食べるんだよ。」と食べ方を教えてくれました。

なるほど！

「熱いから気をつけて。」というウェイターの言葉を聞くか
聞かないうちにパクっとほおばってしまいました。

熱っ！でも、おいしい！！

お腹も落ち着いてきて、居酒屋の雰囲気にも慣れてきました。

恥ずかしながらウェイターに聞いてみます。

「このマッシュルームの中に入っているの、生ハムでしょ？」

けっこう自信をもって尋ねたのですが、その答えは意外にもNo!

「いいや、これはチョリソ(豚肉を、香辛料で味付けした腸詰め)だよ。
生ハムだと乾燥しちゃうし、いいダシを出すにはチョリソのほうが
いいんだ。あとは、ニンニクとパセリが入ってる。
そして調味料は塩とオリーブオイル。
最後に、(少しだけ秘密だけど)○○○をかけて、出来上がり！」

へえー。でもそんな材料なんて教えちゃっていいんですか。
企業秘密ではないの？

「うちはなんでもオープン。
見てのとおり、マッシュルームの居酒屋だからさ！」

とてもおおらかで、あっけらかんで、それでいて気の届くウェイターたちと
話が弾みます。

ウェイターの話によると、昔オーナーが働いていたところで、たまたま試したこのマッシュルームの鉄板焼きがお客さんに人気をよんで、それがきっかけでこの居酒屋が生まれたのだそう。創業1966年。今年で開店44年目を迎えます。

ウェイターたちです。

真ん中にいるのがマノロおじさん。

今年7月で、退職になるのだとか。

こちらはマッシュルームのコックさん。

日本でもガイドブックや雑誌に記事が載り、
またテレビにも登場する日本人の間でも名の知れた
Mesón del Champiñon。
日本人観光客の方もいらっしゃいました。

テーブル席からは、エレクトーンの生演奏が聞こえてきます。

お客さんの話し声と、エレクトーンに合わせて歌う歌い声で
店内はにぎやかです。

おいしかったし、とっても楽しかったです！

ありがとう。

Hasta Luego! (アスタ・ルエゴ / またね！)

お店を出るときの言葉は、「さよなら」ではなく、やっぱり
”Hasta Luego!”。

ウェイターたちも大きな声で返してくれます。

Hasta Luego!!

またやって来たいお店です。


この居酒屋Mesón del Champiñonにも行く
H.I.S.オリジナル バル巡りツアー詳細ページ
もご覧ください。

バル巡りツアーは、全部で4件のバル(立飲み屋、バー、居酒屋)へ
みなさまをご案内いたします。
地元の人々との交流を交えながら、マドリッドならではのバルの雰囲気を味わってみてはいかがですか。