
Casa Labra(カサ・ラブラ)は、1860年創業のマドリッドでも老舗の
居酒屋。
創業当時(1900年)、人口約84万人のマドリッドには1500の居酒屋があり、Casa LabraのあるTetuán通りには3軒の居酒屋が軒を連ねていたそうです。
しかしながら、150年の歴史を経てその当時の趣を残して健在している居酒屋は、マドリッド市内でもわずかとなってきました。
このCasa Labraは、そのうちのひとつです。

奥にあるサロンでは、1879年5月2日に現在の与党スペイン社会労働党(PSOE)が発足しました。

店内にある鏡やシャンデリアなど装飾を見ているだけで、お酒のおつまみになりそうです。
内装も素敵ですが。。
花より団子。やっぱり食べれるおつまみに目がいきます。
そして見つけたのは、塩ダラのフライとタラ入りコロッケ。
この店自慢のおつまみです。

こちらは塩ダラのフライです。
店員に「なぜタラのおつまみなの?」と素朴な質問をしてみました。
「そりゃ、マドリッド子はタラのつまみが大好きだからさ。」
答えもとってもシンプルです。

タラ入りコロッケです。
スペインのコロッケは、日本のコロッケと少し異なります。
私が思い出す日本でよく食べた母のコロッケは、じゃがいもとひき肉でできたコロッケ。
こちらスペインのコロッケは、ベシャメルソース(小麦粉、バター、牛乳を混ぜて作ったソース)が基本です。そこに刻んだ生ハムや鶏肉を混ぜたりします。
もちろん、Casa Labraのコロッケは、塩タラ入り。
外はサクサク。中はクリーミー!
この対照的な感触が口の中でミックスされて、こちらもなんとも美味です。
たまにタラの骨が混じっていることがありますので、気をつけてください。
親たちが子供を連れてくる、マドリッドの人々に代々受け継がれる
居酒屋Casa Labra。
マドリッドならではの雰囲気を楽しめる空間です。
H.I.S.スペイン支店では、マドリッド中心街のバル(居酒屋)をめぐるツアーをご用意しております。
詳しくは、バル巡りオプショナルツアー
ページをご覧ください。
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投稿: amit -2019年6月11日 (火) 17時29分
nice post