ちょっと日が空いてしまいました・・・マドリッドの新参者です
リスボン2日目は朝から市内観光に参加しました。
8時15分にホテルロビーまで送迎バスが迎えに来てくれ(早い・・・)、いくつかホテルを回ったあと、ポンバル伯爵広場前に何台かのバスが集合して、同じシティラマ社主催の市内観光ツアーに参加する人、他のオプショナルツアーに参加する人、と分かれます。
この半日市内観光では、4月25日橋を通ってクリスト・レイ像を車窓から見学した後、ベレンの塔・発見のモニュメント→サン・ジェロニモス修道院→ベレン宮殿(車窓)→馬車博物館→アルファーマ地区散策、とまわって、市内に戻ってきます
まず、4月25日橋とクリスト・レイ像ですが、それぞれある都市にモデルとなっているものがあります。残念ながら天候が悪くて良く映っていないのですが、みなさんわかりますでしょうか
4月25日橋:アメリカ・サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ
クリスト・レイ像:ブラジル・リオデジャネイロにあるコルコバードのキリスト像
がモデルです。本当にそっくりなんですよ!ちなみに、4月25日橋は リスボンとテージョ川対岸のアルマダとを結ぶ、長さ2277 mの吊り橋 、クリスト・レイ像はカトリックの 記念碑です。それにしても、4月25日橋って・・・変な名前と思いませんか?こちら、開通した当初は、当時のポルトガルの独裁者アントニオ・サラザールにちなみ、サラザール橋と呼ばれていたそうですが、1974年4月25日のカーネーション革命(長い独裁政治を終わらせたクーデターで、カーネーションが革命のシンボルとなっていました)のすぐ後、革命が起こった日から名前をとって改称されたとのことです
ベレンの塔と発見のモニュメントはリスボン観光の見どころの一つです
ベレンの塔は、ヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業を記念して作られたテージョ川の船の出入りを監視する目的の要塞でマヌエル様式で建築され、世界遺産にも登録されています。雨と風が強く、時間もわずかだったので中には入りませんでしたが、3階のテラスからは4月25日橋やクリスト・レイ像などが望めます。天気が良かったらもっと気持ちよかったんだろうなぁ・・・
そして、こちらが発見のモニュメント。
エンリケ航海王子の500回忌を記念して建てられたモニュメントで、帆船をモチーフとし、レリーフはエンリケ航海王子を先頭に、大航海時代の第一線で活躍した人々が並んでいます。エレベーターで屋上に上がると、ベレン地区とテージョ川のパノラマを楽しめるようです
続いて一行が訪れたのはサン・ジェロニモス修道院です。こちらも世界遺産に登録されていて、先ほども出てきたマヌエル様式の最高傑作とも言われていますゴシック式を基調にしながら、螺旋状の柱をもち、船の索具、貝類、天球儀、珍しい植物などをモチーフにした彫刻で細部を飾っています。また、内部にはバスコ・ダ・ガマや詩人カモンイス(前回のブログでご紹介したロカ岬の記念碑に刻まれた詩の作者です)のお墓があります。
バスの車窓からべレス宮殿をちらっと見た後は、すぐ近くにある馬車博物館を見学します。16世紀ごろから造られた馬車がたっくさん展示してあるところなんですが、こんなにたくさんの馬車を見たのは初めてです!シンデレラとかにも出てきそうなかわいい馬車や、とっても豪華な造りの馬車がたくさんあって、女性は特に楽しめるのではないでしょうか
馬車博物館を出ると中心地の方に戻って、アルファーマ地区散策で観光は終わりとなるんですが、アルファーマ地区に着いたころがこの日一番のどしゃ降り・・・新参者達も3人で傘1本、という状況だったので、大変なことになっていましたアルファーマ地区は1755年の大地震でも大きな影響がなく残ったところなので、昔ながらのリスボンの街並みを楽しめるところなんですが、さすがにゆっくり散策できる状況ではなく、お土産屋さんに立ち寄ってポルトガルワインの試飲をさせていただき、足早にバスへ・・・残念でした
帰りは市内中心のロシオ広場、又は観光をスタートしたポンバル伯爵広場どちらかでバスを降りることになります。新参者達はホテルに近いロシオ広場で降ろしてもらい、ひとまずカフェに避難して雨が弱まるのを待ち、冷えた身体を温めたのでした・・・
ということで、またしても長くなってしまいましたので、リスボンの滞在時間も残り僅かになっておりますが、続きは次回に致します!!