02 バルセロナ情報
2011.04.24
昨日の土曜日は、カタルーニャ州の 大切な日、「サン・ジョルディ」の日でした。
その日を、選んで カタルーニャ州のシンボルでもあり、
世界遺産でもある、皆様がご存知の 「 サグラダ・ファミリア」 にて
お昼の 12時より一時間、
「東日本大震災追悼式典」 が開かれました。
生誕の門を封鎖し、中には列席者のみで、
一般参加者は入れなかったのですが、
外には大きなモニターが左右に二つ設置され、
クレーンを使ったカメラの映像が映し出されます。
カタルーニャ州で、この「サン・ジョルディ」の日を選んで、
サグラダ・ファミリアでこの式典を開催していただいた事、
またイースターの最中で、先日のローマ法王も
話されていた「復活祭」 を選ばれた事、
一人の日本人として、大変感謝と感銘を覚えました。
大使は「日本の状況 並びに 安全性」 を
現状の情報と共に説明されていらっしゃいました。
またバルセロナ市長は、母国語の後に、
日本語で一生懸命にスピーチされていました。
何度も 「がんばれ ジャポ(カタラン語で日本です。)」
「がんばれ」 という日本語を使っていらっしゃいました。
うまく撮影ができませんでしたが、舞台には
日の丸の中に、カタルーニャの
赤とオレンジを組み合わせたものや、
サグラダファミリアの建設中の塔には、日本の国旗を。
観光客も足を止め、説明を聞いていたのですが、
残念な事に、カタラン語と、日本語での式典でしたので、
観光客はわからなかった事でしょう。
もちろん、式典ですので観光客に見せる為のものではありませんから
仕方がないのかもしれません。
中には、大学で作りましたという T-シャツをきて参加されていた方。
anim は、カタラン語で、「がんばれ」 の意味。
animo になると、スペイン語(カスティッジャーノ) で 「がんばれ」です。
また、KLMオランダ航空のスタッフの方は、
制服のまま 外で列席されていました。
「サン・ジョルディ」 の日は、
カタルーニャ地方のバレンタインの日のようなもので、
男性は 女性に「バラ」 を。 女性は男性に「本」 を贈る習慣があります。
このスタッフの方は、旦那様から
「折鶴」 の入ったバラを戴いたそうです。
まだまだ、余震も続き、被災地の方並びに、日本全国の方も
御不安が多いことと思います。
どうぞ、お体にはご自愛くださいませ。
ここスペインは遠く離れていますが、
スペインに住んでいる多くの日本人も多く参列していました。
どうぞ、早く日本が復活しますように。
安心・安全が当たり前になりますように。
日本の復興、復活を願ってやみません。
海の向こうからではございますが、
心よりお祈り申し上げております。