06 アンダルシア
2016.04.12
2012年に日本食と同じ時期に世界無形文化遺産に登録されたコルドバの『パティオ祭り』
それを記念してお祭り期間中以外でも旧市街7軒の民家が自慢の庭(パティオ)を公開しています。
もともとコルドバのパティオは数組の家族が、その周りに住み、皆で使う調理場や井戸、洗濯場が配置されていた共有区域で、そこを季節の花で飾って家族で楽しむのが始まりです。
パティオを飾る花々は親から子へ、孫へと代々引き継がれてきたのです。
このお宅には700近い鉢植えがあり、夏場は日に2回水を与えています。
水やりは昔ながらの棒を使って一鉢づつ、結構な重労働です。近い将来ロボットになっているかもしれません。
庭の地面を飾る石は小さければ小さいほど、裕福な家庭の証になっていました。
今はほとんどが鉢植えですが、昔は空き缶なども使われていたそうです。
各家のご主人はそれぞれこだわりを持って自慢の庭にしています。
その中でも、特に目立っていたパティオ。
こんな綺麗にしている庭を見てもらいたいを思い「パティオ祭り」が始まったのでしょうね。
こちらは四方八方、季節の花で覆われています。
これだけのお花の手入れを家族だけで行っているそうです。
猫も一年中花々に囲まれて幸せそうでした。
コルドバに来られた際は、是非自慢の庭も観に来てください。
Koji