2020.09.13

こんにちは、HISネイチャーワールド・秘境旅行専門デスクです。

今日も世界各地の仲間からメッセージが届いております。
お届けするメッセージは、大自然、タンゴ、ワインと
魅力たっぷりのアルゼンチンから。

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皆様、こんにちは!
HISのパートナーとして手配を請け負う、
アルゼンチンのブエノスアイレス在住の古畑です。

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アルゼンチンは南米諸国の中でも、政府によって、
より厳しいコロナウイルス対策が実施されている国のひとつで、
3月中旬に外出禁止措置が敷かれてから現在に至るまで、
原則的な外出禁止が続いている状況です。
それでも、徐々に規制は緩和されつつあり、規制が始まった当初の3月と比べると、
街には多くの人々が行き来していて、
アルゼンチンが冬から春へ移り変わる時期という事もあって、
先月から解放された公園には、小さな子どもからお年寄りまで、沢山の人が集まっています。
また、先週からはレストランやバーの屋外のテラス席のみ営業が許可された事で、
まだ少し肌寒い季節なのにも関わらず、待ちに待ったとばかりに、
カフェや食事などを楽しむ人々を見られるようになりました。

国民の命を守るための徹底した対策により、
南米諸国の中ではコロナウイルスによる死者の数を抑えられている事から、
一定の評価がある一方、長期化するコロナ規制に対して、
各地で国民のデモ活動が行われる事も増えてきています。
仕事の再開を求める声の他、現政権の経済政策への非難や、
汚職疑惑への怒りも多く含まれているようです。
元々脆弱だったアルゼンチン経済は、このコロナ危機によって深刻な状態に陥っていて、
多くの国民が経済的な危機に直面しています。
そのような苦しい時期にはありますが、ラテンの気質で、苦境も苦にせず、
明るさを決して失わないこの国の人々の強さには、ただただ敬意を抱くばかりです。

まだ、しばらくは、ブエノスアイレスから地方の観光地へ移動する事ができず、
旅行はできない状況ですが、地方の都市によっては、感染リスクが低い所では、
より自由な行動が許可されています。
日本ではあまり知られていませんが、アルゼンチンにはアンデス山脈沿いに
比較的規模の大きいスキー場があります。近年降雪量が減少していて、
雪不足に悩まされる事が多かったのですが、今年の冬は驚くほどの豪雪となりました。

例年であれば、スキー場のある地域の人々にとっては最高のシーズンでしたが、
残念ながら、ちょうど営業ができない年に当たってしまい、
スキー場関係者は複雑な心境だったようです。

今シーズンは営業できずに終わると思われていましたが、
感染の少ないバリローチェのスキー場「セロ・カテドラル」は、
市内在住者限定でスキー場をオープンする事ができ、最高の雪質の中、
スキーを楽しむ事ができたようです。
どうしても明るいニュースが少ない昨今ですが、テレビのニュースで、
スキーを楽しむ子供たちの笑顔を見た時は、微笑ましい気持ちになりました。

国土が日本の約7倍あるアルゼンチンでは、北部は温暖なジャングルや、砂漠地域がある一方、
南部は寒冷なパタゴニアと言われる地域が広がっており、同じ国内でも様々な風景があります。

その中でも、より特別で、人気が高い旅行先が、
パタゴニア地域のカラファテのペリトモレノ氷河で、
私がアルゼンチンで断トツに好きな場所です。
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ブエノスアイレスのパートナー 古畑さんからのメッセージでした。

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