イベント 2006.09.06
9月8日は聖母マリア生誕を祝う日。

聖母マリア信仰の強いフィレンツェでは昔からこの日を祝うためにフィレンツェ郊外の農村からはるばるやってくる人がたくさんいました。彼らは聖母マリアのお祝いをして、自分たちの生産する商品を売るために9月7日の夜地元を出発してロウソクのあかりを灯して夜道をフィレンツェに向かったのです。

リフィコローナ・提灯 このロウソクが「リフィコローナ」のお祭りのシンボルともいえるもの。9月7日の夜は子供たちが思い思いに提灯を作って中に明かりを灯して街に繰り出します。イルミネーションの少ないフィレンツェの街に揺れるロウソク明かりは幻想的でとてもきれい!

子供たちが手作りしたものは最近では少なくなってきたけれど、街角の文房具屋さんなどでこの時期になると様々なタイプの提灯セットが売られます。これに火を灯して出かける子供もいれば、粘土と吹き矢をもってその明かりを消そうと一生懸命になる子供もいます。子供たちにとっては長い夏休みの最後の楽しみ。

リフィコローナ・フィルハーモニー 提灯の行列のほかに音楽隊の行進やコンサートも企画されています。
20:50にサンタ・クローチェ広場からセストフィオレンティーノの音楽隊、21:15に洗礼堂前広場からインプルネータのフィルハーモニー楽団がそれぞれ演奏行進を開始します。

いずれも向かうのはフィレンツェの聖母マリア信仰の拠点でもある「サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会」。教会前広場は、街のあちこちから提灯を持った人が集まってきて、ゆらゆら揺れる光でいっぱいになります。広場では伝承されるフィレンツェ民謡のコンサートなどが行われ、朝までサンティッシマ・アンヌンツィアータ教会に入場できます。

リフィコローナ・唐辛子 9月8日・9日はサンティッシマ・アンヌンツィアータ広場には青空市が立ち、近郊の特産物や食材を売る屋台が並びます。こんな素朴な市場でお土産探しも楽しいですよ!
リフィコローナ・ぶどうジュース ワインが飲めない人でも楽しめるのがこの季節に取れる「ぶどうジュース」。濃厚なブドウの香りが喉元いっぱいに広がって秋を満喫できます。青空市に出かける人は是非試してみて!

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