観光
2006.09.14
9月に入ってからトスカーナの街のあちこちで収穫を祝う「秋祭り」が行われています。トスカーナ地方では秋といえば一番重要なのは「ブドウの収穫」。その中でも最も歴史が長く世界にその名を知られているのがインプルネータ(IMPRUNETA)の「ブドウ祭り」。
インプルネータはフィレンツェのちょっと南にある小さな街。この街はバカンスを終えて9月になると住民がみんな浮き足立つほど盛大なお祭りに力を注いでいます。1926年から始まったブドウ祭りは第二次世界大戦中に一時中断されただけで毎年欠かさず開催されています。
2006年は9月25日がクライマックス。ブドウやワインの試飲・試食はもちろん、インプルネータ周辺の手工芸品の展示販売や食材の販売などで賑わいます。
そして一番大きなイベントはインプルネータの街を4つの地域に分けて、それぞれの地区が工夫を凝らして製作する巨大な山車のコンテスト。もちろん山車のテーマは収穫やワインにまつわるもので毎年異なっていています。一年中この山車作りに精を出す地元の人もいるといわれるほどインプルネータにとってはなくてはならないものなのです。
街の中心であるブオンデルモンテ広場で繰り広げられるおとぎの世界は日本の山車とは趣が違って面白いです。
インプルネータまではフィレンツェから中距離バスを利用していくことが出来ます。
ブドウ祭りとワイナリーめぐりを楽しみたい方はH.I.S.イタリア までお問い合わせ下さい。
*写真は2005年のものです。