8月末から再び噴火活動が激しくなってきたエトナ火山!
毎年・・・というか時々活動が激しくなり500メートル以上もの噴煙をあげます! 風向きによってシチリアのあちこちに火山灰が降り、傘をささなくては歩けないくらい降り積もることもあるのです。
すると「噴火でシチリア島は大丈夫か?!」といった話をよく聞きますが、噴火をした溶岩はたいがいエトナ火山内部にある谷間に流れつき、火山に最も近い村々まではなかなか押し寄せては来ないものです。
しかしやはり3ヶ月以上も噴火が続いたり溶岩の流れる場所によっては村々が騒ぐこともあります。
私の住むカターニアは火山から遠いので火山灰くらいは降り積もることはありますが、溶岩の被害は全く心配なし!
ところがカターニア空港はこの火山灰により閉鎖することもしばしばなのです。
そのために旅行者の足止めとなってしまうことが稀にあるのです。2007年春から空港が新しくなり、大勢の観光客がこの夏利用しました。9月に入ってもまだまだ観光客が大勢押し寄せるカターニア空港。しかし、これが9月に入って噴火活動が激しくなったとたん急遽閉鎖となる事態に!!旅行者には予想もできない空港閉鎖です。火山灰が空港へ飛ぶと一日中閉鎖したり、そうでなくても午後3時くらいから夜間閉鎖することもあります。
旅行者には大変ですが、万が一こんな事態となっても到着地をパレルモやカラブリアの空港に変更することができ、パレルモからカターニア空港まで無料バスが出ることもあります。
また逆にカターニア空港で出発できずパレルモやカラブリアの空港まで無料バスが出たりもしますので、もし空港閉鎖になってしまっても落ち着いて現地空港で正確な情報を得るようにしましょう。
ところでエトナ山の噴火はとてもキレイなんです。
夜のタオルミーナからもはっきりと噴火を見ることができます。
地元の人々もその美しさを見にわざわざ山へ登ったりします。感動しますよ!!
噴火だ!と恐れず、自然の活動を楽しめる良い機会でもあるので、エトナ山の噴火もシチリアの楽しみの一つであると言えるでしょう。
写真&分提供:特派員:野田さん