観光 2007.09.19

restaurantイタリア料理といえばパスタを思い浮かべる人も多いはず。
世界的に見ても他国の追随を見ず、
イタリアのパスタ消費量はcrown世界ナンバー1!!

イタリア国内での一人あたまの年間のパスタ消費量は約28キロ。2位のヴェネズエラ(13キロ)にも大きく差をつけています。ちなみに日本の平均年間消費量は一人あたま1,7キロで世界27位。

シンプルなスパゲッティやショートパスタのペンネなどが日本でもおなじみですが、パスタの種類は実に130種類以上といわれています。各地方で独特の調理法もあり、イタリア国内には本当にさまざまなバラエティー豊かなパスタ料理が存在します。
ソースを変えてパスタを変えて毎日食べても飽きのこないイタリアの定番料理です。

たとえば北イタリアではバターや生クリームと山の幸をたっぷり使ったこってり系のパスタ、サルデーニャやシチリアなどは豊富な魚介を使ったパスタ、フレッシュトマトやチーズをふんだんに盛り込んだ南イタリアのパスタなど様々。ということで各地の伝統的なパスタをちょっとだけ紹介。

★ローマ★といえばやっぱり「カルボナーラ」と「マトリチャーナ」。

カルボナーラ 日本でも人気の一品として定着している「カルボナーラ」。
炭焼き職人風パスタといわれるこのパスタ名の由来はいろいろ。
1.胡椒が炭の粉のようだからとか
2.石炭掘りの重労働に耐えられるよう高カロリーのパスタが考案されたとか
作り方も人それぞれですが、基本はパンチェッタと卵、そしてペコリーノチーズ。シンプルで手早く作れるのも魅力。
ローマ支店の生粋のローマっ子クラウディア曰く、「卵は1人2個(1個は全卵、1個は黄身だけ)そしてたっぷりのペコリーノチーズ(パルメジャーノでもOK)がポイント」だそうで
それを聞いただけでコレステロール値の高い人には体に悪そうな・・・。
ちなみに日本では当たり前のように使う生クリームはローマっ子に言わせると「邪道」らしいです。

マトリチャーナ ラツィオ州の代表的パスタの1つが山間部に位置するマトリチャーナ村が発祥の「マトリチャーナ」。
特産のパンチェッタ(豚バラの塩漬け)の脂身をしっかりフライパンで溶かし、玉ねぎとトマトピューレで合えたソースにブカティーニ(太い穴開き麺)で食すのが正統派。
ポイントはパンチェッタをフライパンで時間をかけてカリカリになるまで脂を溶かすこと。その脂がソースの味を決定するので、上質のパンチェッタを使用するのがポイントです。
トマトソースの代わりにフレッシュプチトマトにアレンジしてもGood!


★フィレンツェ★
をはじめトスカーナなら、これからの季節においしい「いのししのパッパルデッラ」や「ポルチーニのタリアテッレ」。
restaurantポルチーニのタリアテッレ
秋の味覚の代表選手ともいえる「ポルチーニ茸」をオリーヴオイルとにんにく、パセリ、塩&胡椒で味付けしただけのソースを幅広手打ちパスタに絡めるだけのシンプルだからこそ素材の味が命のパスタ。肉厚のしこしこ感のあるポルチーニ茸のおいしさを堪能できる一品です。heart02
restaurantいのししのパッパルデッラ
狩猟も結構盛んなイタリアでは、秋になるとイノシシなどのお肉も出回ります。牛肉よりも少しパワーがありますが、思っているほど肉臭さもなくラグーソースにして幅広波うち手打ちパスタに絡めていただくとボリュームたっぷりで満足の一品。notes


ジェノヴェーゼ ★ジェノヴァ★
をはじめリグーリア地方では定番の「ペースト・アッラ・ジェノヴェーゼ」。
にんにくと松の実に粗塩とオリーヴオイル、それからたっぷりのフレッシュなバジリコ、パルミジャーノ・チーズとペコリーノチーズを加えて丁寧に摩り下ろして作る鮮やかな緑色のペースト。ロングパスタでもショートパスタでもリゾットにしてもミネストローネに入れてもおいしい万能ソースです。scissors


ボロネーゼ ★ボローニャ★を代表する一皿はやっぱりこちら。
いわゆる日本のミートソースの原型である「ボロネーゼ」はじっくりにこんだラグーソース。
細かく刻んだタマネギ、にんじん、セロリをバターでよくいためて牛ひき肉とトリレバーを加えて更に炒めたところにトマトピューレを加えて塩コショウで味を調えて弱火で1時間から2時間煮込むと出来上がり。ワインを入れてコクを出すこともあります。good

ラザニア ボロネーゼ・ソースは幅広手打ちパスタに絡めるのがオリジナルですが、北ヨーロッパをはじめ世界中でスパゲッティで供されることも多くなっています。またベシャメラソースでボリュームアップしてラザニアにすることもよくあります。heart04



アーリオ・オーリオ 「イタリアでは毎日何食べているのですか?」と聞かれることがあります。
別に毎食フルコースのイタリアンを食べているわけではないのです。
食べることが大好きなイタリア人も普段家庭では簡単にスープやパスタで済ませることが多いのです。

トマトソースのパスタ シンプルで家庭でもよく食されるのは「トマトとモッツァレッラチーズとバジリコのパスタ(ナポリ周辺がオリジナル)」ややはりトマトソースがベースでツナとオリーヴ、ケッパーを加えたパンチのある「プッタネスカ(ナポリ周辺)」、日本でもおなじみの「アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーニ(アブルッツオ州)」など。

イタリアの「卵かけご飯」的存在なのは「カチョ・エ・ペペ」。ちょっと太目のパスタにペコリーノチーズのすりおろしと胡椒をたっぷりかけたシンプルなパスタで、時間のないときにもオススメの簡単メニュー。おいしいペコリーノチーズさえあれば大満足の一品。heart02

変わったところではそば粉を使ったパスタにクリームソースを絡めたりするロンバルディア州のピンツォッケリ。もそもそした感じのパスタですが、ほんのりそばの風味が面白いので機会があったらお試しください。

イン・タヴォラ「ナス・リゾット」 フィレンツェ滞在中に本場イタリア料理レッスンを受けてみませんか?
各国の参加者と一緒に和気藹々notesグループレッスン でおいししレシピを学べます。

イン・タヴォラ「レッスン風景」 たとえば、難しいかなぁと思われがちなリゾットも陽気な校長の手ほどきで簡単に出来上がります。
「ナスのリゾット」。→
レッスンは夕方から(17:30もしくは18:30スタート)でrestaurant夕食つき!!
一日の観光を終えた後、充実の料理レッスンとおいしい夕食をお楽しみいただけます。
cloverパスタやスープなどのプリミとデザートを中心に習うコースは毎週火曜日と木曜日の18:30から。
お一人様35ユーロ(夕食つき)
cloverきっちりフルコースを習うコースは毎週月曜日、水曜日、金曜日の17:30から。
お一人様60ユーロ(夕食つき)
料理レッスンの詳細はこちら

エビとルコラ 本場イタリアでおいしい料理を楽しみたいけれど、言葉も不安だしおいしいレストランを探すのも大変。
そんな方にはミールクーポン がオススメです。
たとえば・・・。
restaurantカルボナーラが食べられる
レ・ディ・アミーチ (ローマ)
アル・ヴェーロ・ジッラロスト・トスカーノ (ローマ)
restaurantポルチーニのタリアテッレが食べられる
アル・ヴェーロ・ジッラロスト・トスカーノ (ローマ)
restaurantエビとトマトのパスタが食べられる
ポルト・ディ・リペッタ (ローマ)
ベルコーレ (フィレンツェ)
restaurantフレッシュトマトのパスタが食べられる
アッカディ (フィレンツェ)
restaurantイカスミのスパゲッティが食べられる
アッカディ (フィレンツェ)

ほかにもたくさん取り揃えていますので、お気軽にお問い合わせください

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    • 投稿: ともっち -2007年9月20日 (木) 03時49分

      ■おいしそう!
      あ~すごい美味しそうです!!コレだけの為にイタリアに行きたいです。ああ~いいなぁ~。

    • 投稿: his-rome -2007年9月20日 (木) 09時07分

      ■>ともっちさん
      イタリアは食べるものだけのために訪れても120%満足できる素敵な国です。是非機会があったら遊びに来てください!!

    • 投稿: rabiちゃん -2007年10月31日 (水) 21時12分

      ■ありがとうございます!
      たくさんの情報ありがとうございます今月末 フィレンチェへ2週間滞在します。旅行以外で行くのは 初めてなので楽しみにしています。ブログ 参考にさせていただきますありがとうございます!

    • 投稿: his-rome -2007年11月 5日 (月) 12時36分

      ■>rabiさん
      フィレンツェに二週間滞在なのですね。是非いろいろ体験していただければと思います。これからも皆さんのお役に立てるような情報を発信していくようにします。

    • 投稿: rabiちゃん -2007年11月 6日 (火) 22時34分

      ■よろしくお願いします。
      イタリアに行ったらぜひ!雑誌見て買ってみたい!と思いました!H.I.S.イタリアへも行きたいですし。これからも 楽しみにしています。よろしくお願いします。

    

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