今年もカーニヴァルの時期がやってきます。
カーニヴァルはカトリックの国々で見られる宗教行事のひとつ。
カーニヴァルとは日本語でいう「謝肉祭」。 「CARNEM LEVARE」というラテン語に語源を持ち、それが「CARNE-VALE/カルネ-ヴァーレ」となったとか。意味としては、「肉(カルネ)よさらば(ヴェーレ)」。
つまり、「謝肉祭」がキリスト教の「四旬節」(食事を節制…いわゆる断食…し、祈り、慈善という償いの業を行う期間)に入る前に祝宴を行う習慣であったことからきています。どの国も期間はほぼ1週間のようですが最終日は常に火曜日、「灰の水曜日」の前日、つまり四旬節の初日の前日までのようです。
ヴェネツィアのそれも大変有名で世界各国から観光客がこの街を訪れる季節でもあります。
その歴史はたいへん古く、ヴェネツィアにおけるドレスアップをする、現在のような形のカーニヴァルのことが記された1094年の文献もあります。
さて、今年のカーニヴァルは2008年1月26日から2008年2月5日まで。
ヴェネツィアの今年のカーニヴァルのテーマは「Sensation;6sensi per 6sestier」。
ヴェネツィアは主に6つの地区(カンナレッジョ、サンタ・クローチェ、サン・ポーロ、ドルソ・ドゥーロ、カステッロ、サン・マルコ)に区切られますが、「6つの感性をそれぞれ6地区から発する」といったようなもので、それぞれに独特な色を持たせようというもの。
この期間には様々なイベントも企画されていています。
ヴェネツィアの由緒あるホテルでアペリティーボ(食前酒)が振舞われたり、
コンサートや即興劇など。イベント情報はこちら (イタリア語、英語)
この時期には人々は競って変装をして街を練り歩きます。白い仮面にマント、華やかな衣装、中世の貴族を装った人々・・・。幻想的な雰囲気が街中に漂います。普段からタイムスリップした感のあるこの街ですが、このカーニヴァルの時期にはなお一層時代を逆戻りしたような不思議な気分を味わうことができます。
このような仮装をした人たちは街のあちこちで見受けられ、それを眺めながら街を歩くだけでカーニヴァルの雰囲気は充分に味わえます。
ただし、自分でも参加したい!という方も、楽しみ方はいろいろ。簡単な変装としては、仮面をかぶること。仮面くらいだと街中にたくさんの露店も出ていますので、大変気軽にしかも手頃に買うことができます。
そして、街のメインスポットのサンマルコ広場の付近の道端には、顔にペインティングしてくれる人たちが小さなスタンドを立てています。値段などを確かめてフェイスペインティングに挑戦するのもいいでしょう。気持ちがグンと盛り上がります。
衣装もこの時期、観光客用にレンタルしてくれるところもあるので、それを利用するのも便利。
ヨーロッパの、イタリアの、そしてヴェネツィアの中世の貴族時代を感じさせる大変魅力的なイベントです。そして誰でもが参加できるところも大きな魅力。
夏場とは違う少々物静かな冬場のカーニヴァルにぜひ足を運んで、ヴェネツィアらしい雰囲気を思う存分味わっていただきたいです。
ただし、天気のよい日でも足元はとっても冷え込むので防寒対策はしっかりと。
記事&写真提供:特派員白浜さん


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