ボローニャから南へ約30キロ、ラヴェンナから東へ約50キロの中部イタリアのエミリア・ロマーニャ州にある陶器の街ファエンツァの歴史は古く、エトルリア起源といわれています。
ここは昔から良質の粘土が産出され、伝統的なファエンツァ焼(マジョリカ焼)陶器の産地として世界的に有名です。絵付けデザインなどもふくめ職人伝統芸は12世紀まで遡り、華やかなルネッサンス期にはその高い芸術性が評価されて全盛期を迎えます。
ファエンツァ出身の優秀な職人たちがヨーロッパ各地の宮廷に仕え、その技術を伝播していったので、ファエンツァというイタリア語(都市名)はフランス語(ファイアンス)になり陶器全般をあらわす言葉になっていることから考えても、この街と陶器が昔から重要な位置を占めていたことがわかります。
その長く華やかな歴史を語るように、ファエンツァには世界各国から集められた陶器作品のコレクションを収蔵する「国際陶芸美術館」もあります。
また街には優れた作品を生み出す工房がいくつもひしめき合っています。
ファエンツァ周辺で産出される粘土は色が白くきめが細かく粘り気もあるのが特徴。このため手びねりなども多用されます。きめ細かい素地と白色の釉薬にコバルトを中心としたカラフルな絵付けが特徴のファエンツァ焼ですが、一部ではマヨルカ焼きとも言われています。というのもこのカラフルなデザインは元々はルネサンス期のスペインのマジョリカ(マヨルカ)島から搬出された陶器・マジョルカ焼に着想を得たからだと言われています。
もちろん真似しただけでなく、その後工夫を重ねているのでスペインのマヨルカ焼きが2,3色であるのに対して、イタリアのマヨルカ焼き(ファエンツァ焼き)はより多くの色彩の利用が可能になっています。
ファエンツァの街中に軒を連ねる、認定を受けている工房には、その店先に陶器のプレートが掲げられているので、お店選びの目安にするとよいですよ。
チェーザレ・ボスキ(Cesare Boschi)の工房も認定を受けているお店の中の一軒。
1976年から工房を開けて、ファエンツァやイモラの粘土を使いファエンツァ焼きの伝統を守って第一線で活躍中。 すべての作品が手作業で丁寧に仕上げられています。伝統の技と新しい作風を組み合わせたオリジナル作品も多く、その点が評価されてD.O.C.商標を取得しています。
この工房から一般家庭でも使いやすいボトル敷きとコルクのセットを紹介。
ワインを水のように飲むイタリア人への贈り物にも適していますが、日本へのお土産にも最適。
ワイン好きな方にはもちろん、ボトル敷きはオリーブオイルの下敷きにも使えるのでイタリア料理好きな方へもオススメですよ。
クラシックなデザインが大人っぽいコルク&ボトル敷き。
セット価格で25,00ユーロから。(紋様デザインによって若干料金が異なります)
色々なデコレーションから選ぶことができるので、お好きなものを!!
以前同じようにファエンツァの陶器 を紹介しました。
文様などについてはそちらも参照してください。
こちらで紹介した商品をゲットできるチャンス!!
奮ってご応募ください。
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