ロ-マ近郊にも足を運びたい
冬もそろそろ終わりのロ-マでは
お勧めの小都市をご案内
夏場のビ-チの賑わいが地元では有名な
【TARQUINIA-タルクィニア】そして【CERVETERI-チェルベテリ】
には 紀元前7-4世紀のエトルリア文化で最盛を誇った時代の
面影がひっそりと残ります。
このエトルリアはイタリアにおいての古来の民族だと
言われ、もともとトルコの古代リディアあたりが
起源だとも言われています。
イタリア中西部の沿岸に都市を形成し ロ-マに同化される
までは一番勢力を誇った民族でした。
さてそのエトルリア人の都市の中でも有力の商業都市の
この2都市は今では夏が賑わうだけ。
ひっそりとしたこの時期はどんなものか
ロ-カルバスではやはり2時間半かかります。遠い…。
到着!【TARQUINIA-タルクィニア】の町はずれの
【NECROPOLI-ネクロポリ】は今はただの草原、
どこにお墓が
実は地下3m下へ階段が続きお墓を収める地下空間へ!
そこを下れば あっと驚く 色鮮やかな 壁画が
『お尻ペンペンされ中の人』と『お仕置き係』
※ 保存上の理由で全てのお墓は見学出来ませんが
なんと計600もあるそうです。毎年公開されるお墓が変わります
しっかりと小さいながらも両都市に国立博物館があります。
【TARQUINIA-タルクィニア】の博物館は大型で展示数も多く必見
数々の古代の日常生活品が展示されています。
続きまして 車で【TARQUINIA-タルクィニア】から
【CERVETERI-チェルベテリ】へ向かいます(20分)。
こちらの【NECROPOLI-ネクロポリ】 は実はお墓
を家に模して【死者の住宅街】が形成されています
住居群にも見える点在する巨大円錐形の石造建築物はお墓。
こちらは地上に面していることもあり
壁画などはあったのかどうか浮き彫りの壁画が残るお墓
もあるものの どちらかというと保存状態が悪いのが難点。
これじゃ 思いにふけられません
今や公園と化した 【死者の住宅街】では
濃い緑の中を野生アスパラガス採集中の人が
いたりして春先のピクニックにはもってこい?
しかし同じ時代の同じ地区のお墓でこうも違いがあるものか?
庶民とお金持ちの違いでしょうか??
ロ-マ時代以前のエトルリア時代の隆盛は
このお墓群の規模からも思い知れます。
ロ-マリピ-タ-の人にお勧めです。
ちなみに有名な フィレンツェのある 【トスカ-ナ】州は
「エトルリア人の土地」という意味だそうです。
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