特派員記事 2008.08.08
7月16日(水)、アルベロベッロの教会の一つ、マドンナ・デル・カルミネ教会のフェスタがありました。


マドンナ・デル・カルミネ教会のお祭り1
この教会、駅から町のメイン広場である「ポポロ広場」へ続くViaGaribaldi(ガリバルディ通り)に面しひっそりと建っているため、気付く人も少ない地味ぃぃで小さな教会です。

フェスタ(お祭り)といっても、この教会の場合は派手な催し物は無く、教会周辺に簡素なイルミネーションが飾られ、夕方になると宗教祭恒例の信者の行列が、幼いキリストを抱いたカルメロ山の聖母マリア像を担いで町の中を周回します。


マドンナ・デル・カルミネ教会のお祭り2
サンティメディチ祭の時は、聖人像が重いのか、10人を越える人が一体の像を担ぐのですが、この聖母像はそれほど重量がない様で、4人の手で担がれていきます。

いつも感心する事ですが、この町は比較的熱心な信者が多いようで、どんな小さな宗教祭の行列penguinにも多くの信者が参加します。そのため行列の長さがかなり長くなり、小さなお祭りといってもこの行列は結構見応えがあります。

今回も、教会の周りにゴチャゴチャと固まった人達が、ひとたび列を成しながら歩き始めると、後尾はぐんぐん延び、列の先頭がガリバルディ通りの角を曲がり、Via Cavour(カヴール通り)に入っても、最後尾はまだ、教会の前に留まっている状態でした。
周回している間も、どこからともなく現れた信者達が、三々五々列に加わっていくので更に行列は長くなります。

聖母像が教会を出た19時過ぎ、この時期のアルベロベッロは、まだ太陽の姿がありました。


マドンナ・デル・カルミネ教会のお祭り3
信者の行列は、祈りを捧げながら町を周り、サンティメディチ教会前のヴィットリオ・エマヌエレ通りを真っ直ぐ進み、トゥルッリの町並を分断するマルテッロタ通りに降りた後、緩やかな坂道を登り、最後はポポロ広場へ戻りました。

マドンナ・デル・カルミネ教会のお祭り4



マドンナ・デル・カルミネ教会のお祭り5
ポポロ広場では特設舞台に祭壇が設けられ、多くの信者に見守られながら最後のミサが行われました。この頃にやっと日が暮れ始め、街頭が柔らかいオレンジ色で広場全体を包み込みました。


記事&写真提供:特派員野口さん

同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

    

    HIS イタリア支店

    セリエA観戦チケット
    2024.11
    loading...