観光
2008.08.14
文化遺産に指定されているフィレンツェの街は低層建物群ばかり。そのおかげでミケランジェロ広場からの眺めが美しかったりするわけです。
そんな低層建物群の中でちょっとだけ顔を出す高層建物は
歴史的に重要な建物がほとんどです。
そのうちのひとつがドゥオーモの南脇に立つ
「ジョットの鐘楼」。
通常は8:30から19:30までの開館ですが、
今だけ夜間開館実施中 !!
ジョットの鐘楼夜間開館
会期:2008年6月6日から
2008年10月31日まで
開館時間:金曜日・土曜日のみ19:00-23:00(22:20が最終入場)
入場料:ジョットの鐘楼のみ6,00ユーロ、洗礼堂とセットチケットで7,00ユーロ
*ピサの斜塔も一緒に夜間開館実施中です。
ピサの斜塔夜間開館
会期:2008年6月16日から
2008年8月31日まで
開館時間:毎日20:00-23:00
ミラコリ広場モニュメント共通チケット15,00ユーロ(要予約)
ジョットの鐘楼は高さ84メートル。
ジョットとピサーノによって設計、建設された鐘楼は14世紀後半に完成。
上に向かうにつれてどんどん狭くなる414段の階段のみ、エレベーターなし。
さすがに普段運動不足だと足腰と心臓にちょっと負担がかかりますので、要注意。
鐘楼の鐘の吊るされた場所など途中3箇所に広い踊り場フロアがあるので休憩しながら上ることもできます。
夏の暑い時間帯では疲労度も高くなりそうな気がしますが、日が落ちて涼しくなってからならちょっと楽かも?!
これから上っていきます、84メートル。
下界から見上げると
夜空に吸い込まれていくようなジョットの鐘楼。
途中、最初の踊り場から見えるドゥオーモのクーポラ。
最初の踊り場くらいまでは余裕ですが、そのあと余裕がなくなり、写真撮影もなく天辺まで。
天辺はテラスになっていて、人がわずかにすれ違えるほどの通路がぐるり。
フィレンツェの街を東西南北見下ろすことができます。
414段の階段を上りきって汗がにじんだ肌にさすがに夜風が涼しい。
一息ついて見回すと・・・。
東方向にドゥオーモのクーポラとサンタ・クローチェ。
南方向はアルノ川、左手奥にミケランジェロ広場。手前の左にサンタ・クローチェ教会、正面にヴェッキオ宮殿。
ヴェッキオ宮殿の塔も高層建築のひとつですね。
サンタ・クローチェ教会の正面ファサード。
宝石箱みたいな共和国広場。
広場に置かれたカルーセルとカフェのテラス席が賑わってます。
なかなかこうしてフィレンツェを見下ろす夜景を見る機会もないので、是非10月までにフィレンツェにお越しの方は金曜日か土曜日の夜、軽く腹ごしらえしてからジョットの鐘楼にトライしてみてください!
しかし、こうしてみるとやはり全体的に暗いですね、フィレンツェの街。
日本のネオンサインやイルミネーションに慣れている旅行者の皆さんに「イタリアって思ったより暗いんですね」といわれるのもわかる気がします。