観光
2008.09.08
9月8日は聖母マリアの誕生日。聖母マリア信仰の強いフィレンツェでは、この日をちゃんとお祝いします。
(とはいっても国の定める祝日ではないので、お店は営業しています)
毎年9月8日にはフィレンツェのドゥオーモの「テラス」が一般公開されます。
さて、ドゥオーモのテラスって???
正面ファサードの両脇から中央のバラ窓に向かって伸びる部分。
その高さにテラスがあります。
クーポラまで463段ですが
テラスまでだと154段。
通常は丸天井に直接のぼらされるため、このテラス部分へは昇ることができないので、年に一度のお楽しみです。
テラスの上のポールには教会の旗が掲げられて、祝賀ムード。
154段の階段を上ってテラスに出ると、結構広いのです。
幅2メートルほどのテラスがドゥオーモの側面に沿って伸びています。
こちらからはフィエゾレの丘とか、サン・ロレンツォ教会の丸天井などが見えます。
このテラスの先端、正面ファサードに回る部分が非常に狭くなっているので、自然渋滞。
中には高所恐怖症でファサード前の狭い通路を通ることができなくて断念して降りていく人もいます。
いつもは下からしか見ない洗礼堂も
こんな角度で上から見下ろすことができます。
たった154段とはいってもそれなりの高さです。
そしてなぜか毎年この日は風が吹く。
そのためテラス周辺も結構な風に煽られます。
手すりが結構低い位置につけられているのでちょっとバランス崩すとどきどきしたりします。
ここが正面ファサードのバラ窓。
こんな間近にバラ窓見ることができます。
ただ通路はすごく狭いので、
係員に「立ち止まらないでください」とせかされ、ゆっくり満喫することはできません。
束の間の正面ファサード滞在後はファサードの裏へ。
ここからドゥオーモ内部を見下ろすことができます。
実はフィレンツェのドゥオーモの床モザイクはとてもきれいなんですよ!
通常入場してしまうとなかなか俯瞰で見ることはできないので気づきませんけど・・・。
かわいい、かわいい。
もう一度正面ファサードの外の部分に出て、ドゥオーモの南側面のテラスに移動します。
そう、ジョットの鐘楼が間近に見える位置です。
こちら側からはフィレンツェ市庁舎やミケランジェロ広場などの有名モニュメントを見ることができます。
大理石の窓の向こうにパラッツォ・ヴェッキオ。
毎年9月8日の恒例行事なので、来年いらっしゃる方は是非この時期にフィレンツェに!!
年に一度のお楽しみを堪能してください。
入場時間:10:00-16:00
入場料: 無料
入り口はドゥオーモ北側面にあるクーポラに上る入り口です。
今年はなんと階段上りきったところのテラスに出る前の踊り場で記念切手も発売していました。
昼休みを利用して昇って、絵葉書買って、記念切手買って、消印入れてもらって帰ってきました。
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投稿: はっぱ -2008年9月10日 (水) 13時32分
■無題
フィレンツェの町、ああ、懐かしい!!イタリアの街は実物も写真もきれいですね。路地に八百屋さんがあったりすると、路地に広がるあの独特の香りも好きです。住んでる!って気持ちになるからかな? -
投稿: his-rome -2008年9月10日 (水) 14時53分
■>はっぱさん
フィレンツェはどこを切り取っても絵になりますよね!!観光客の入らない裏路地はまた独特の趣もあって、迷子になってみるのも面白いと思います(笑)。 -
投稿: しずか。 -2008年9月11日 (木) 06時58分
■いつも…
情報有難うございます♪なかなかイタリアに行けないので、日本にいながらイタリアに行った気になれてうれしいです(笑)これからも更新楽しみにしてまーす! -
投稿: his-rome -2008年9月11日 (木) 07時48分
■>しずか。さん
何があってもやっぱりイタリアは魅力的ですよね。イタリアはじめヨーロッパは日本からはちょっと遠いので気軽にというわけにはいきませんが是非また旅行に来てください。イタリアを感じてもらえる記事をこれからも提供していきます!!