特派員記事 2010.12.24

この季節、タリ各地では、ナターレに向けたバンカレッレ(屋台)が街中に並ぶナターレのメルカートがお目見えします。

ナターレの気分を盛り上げ、街の景観にナターレの雰囲気が合いまってどこも美しく、気分をワクワクさせてくれるもの。notes

ヴェネツィアでは、こういう類のナターレのメルカートが数年前から出なくなってしまい、ちょっと寂しいのですが、もちろん各商店のディスプレイや週末ともなるとナターレイベントが開催されたりもして、その華やかな雰囲気も盛り上がっています。

ここはカンナレッジョ地区にあるサンタ・マリア・マッダレーナ教会Chiesa di Santa Maria Maddarena。
ナターレの風物詩であるプレセーピの展示がされています。

プレセーピとはキリスト降誕シーンを表したもの
通常、聖マリアと聖ジュセッペ、そして生まれたばかりの赤ん坊の姿をしたイエス・キリストがいます。
大きさやシーンなどは様々ですが、その中心的なシーンの周囲には、それらを祝う人々やその当時の生活のシーンなどが模されています。

このプレセーピを飾る伝統はもともとイタリア南部のほうが色濃いですが、
この時期は至るところで様々なプレセーピを見ることができます。

この教会内にはヴェネツィアの職人さんのつくったプレセーピが展示されており、伝統的な降誕シーンから、現代的な華やかなものまでがあり、静かながらに目を楽しませてくれます。

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小さな教会でそれほど大がかりな展示ではありませんが、質のよいプレセーピを見ることができます。

同教会の歴史は1222年と古く、14世紀にジェノヴァとヴェネツィアの友好の証として、サンタ・マリア・マッダレーナの日に定められたとされています。
現存する形は新しいもので、1780年にヴェネツィアの建築家トンマーゾ・テマンツァTommaso Temanzaにより設計されたものです。


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場所は駅を出て左にまっすぐ通るメイン通りリオ・テラ・リスタ・スパーニャRio Tera’ Lista Spagnaを行った先、右手に見える小さな教会です。


ナターレの時期、教会への目印は…。
クリスマスツリー売り場! 

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Albero di Natale→”と書かれた看板が見えたらこの教会前。
矢印の先の売り場は、こんな感じです。



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記事&写真提供:特派員 白浜亜紀 こちらもチェック

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