ミラノの象徴といえばミラノ大聖堂ですが、
それと並んで大きなアーケードがあり、これはイタリア王国の初代国王にちなんでヴィットーレ・エマヌエーレ2世のガッレリアと名づけられています。
このガッレリアは今では世界中どこでも見かける「ショッピングモール」の先駆けとしても知られ、1877年に完成しました。
中にはいろいろなテナントが並んでいますが、ルイ・ヴィトンやグッチ、それにミラノを代表するプラダの本店などもあります。
独特のフォルムを持ち、すべてモザイクで仕上げられた床面はそれ自体がファッション、デザインの街ミラノを象徴する建築物として知られ、中心部ではよくコンサートなどのイベントなども催されます。
ミラノ大聖堂とスカラ座を結ぶ通路の役目も果たし、ミラノの中心地として毎日多くの人が足を運ぶ場所となっています。
プラダ本店の前にはいつも多くの人が群がっていますが、
ここには伝説として語られている「幸せの雄牛」
というモザイクがあります。
この雄牛のモザイクのへこんだ部分に踵を載せて3回くるくると回ると幸せになれるという言い伝えがあり、毎日のように人が行列を作ってはへこんだくぼみをさらにすり減らしているようです。
ミラノ中心地を訪れたらショッピングの前にここを訪れると気に入ったものが見つかるかもしれません。
記事&写真提供:特派員 佐武辰之佑 こちらもチェック