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テーマ：ニュース

2011.10.08

アルテミジア・ジェンティレスキ展（Artemisia Gentileschi）

ミラノ大聖堂横のパラッツオ・レアレ（Palazzo Reale）ではアルテミジア・ジェンティレスキ展を開催しています。

　
アルテミジア・ジェンティレスキ（Artemisia Gentileschi 1593-1653）は17世紀を代表するイタリアの女性画家。
しかし女性であったことが原因なのか、彼女の作品が有名になり世に出始めたのは20世紀になってからだと言われています。
現在ではイタリアでは一番有名な歴史的女性画家と言っても過言ではないでしょう。

画家の一家に生まれ壮絶な人生を送った彼女の生涯と才能は1997年に制作された映画「アルテミジア」によってさらに広く知られるようになりました。
彼女はカラバッジョの影響を大きく受けており、作風はカラバッジョスタイルのものがほとんどです。
しかし当時の権力的男性を風刺した作品やその繊細なタッチはカラバッジョスタイルを超え、こうして性を超えて認められる時代になった象徴としてさらに人気が高まっています。

展示はアルテミジアが人生を送ったローマ時代、ナポリ時代という風に分かれており、彼女が画家として成熟してゆく過程を垣間見ることができるようになっています。

このアルテミジア展は個人蔵のもの、美術館蔵ものが世界中から集められ、彼女の代表作品のほとんどが展示されていて、今年のミラノでは特に注目を浴びている絵画展です。

アルテミジア・ジェンティレスキ展（Artemisia Gentileschi）
2012年1月29日まで
住所：Plazzo Reale　(ミラノ/ドゥオーモ横)
入場料：9ユーロ
営業時間：月14:30-19:30 　
　　　　　　火、水、金、日　9:30-19:30
　　　　　　木、土　9:30-22:30