ローマ・フィレンツェ・ベネチア・ミラノのレストラン、ホテルなど観光情報を紹介 イタリア観光ブログ

大きなガラス張りの店内を飾るのは、商品ともインテリアともいえる色とりどりのバッグ達。
優しい色遣いと、触らずとも判る柔らかな素材、仕上がり。

その色彩の美しさに思わず息をのみ、ガラス越しに足を止め、吸いこまれるようにして店内に入る人が止まないのは、陳列されたそれらに魅了されるからと言えるでしょう。

ヴェネツィア、サン・ポーロ地区。
観光客の多いメインスポットからは少しはずれ、ヴェネツィアの良きアルティジャナーレ（職人）気質の残る、比較的静かでヴェネツィアらしい風情の残る地区です。

同店はこの地に2011年6月にオープンしたばかり。
3名のデザイナーによるブランドで、優しい色遣いの皮と布などを組み合わせた、デザインと機能性を考えたバッグを中心としたラインナップを掲げています。

写真は3名のうちの一人、オーマル(Omar)さん。
他メンバーは彼のお姉さんのシルヴィアさん、そしてトスカーナ出身のパオロさん。

デザインのコンセプトはナチュラルでシンプル。
長く手に馴染み、飽きずに使えそして機能性に富んだもの。
北欧デザインのコンセプトにあるものを意識しています。
それに合わせ、店内も木と白を基調としたナチュラルな雰囲気が漂っています。

こちらは彼らのお勧めするビジネスバッグ『36ore(36オーレ=36 時間)』。

ビジネスとしても普段使いのバッグとしても、小旅行にでもいつでも使えます、という意味の込められた機能性バッグ。
柔らかい皮を使ったバッグのファスナーを開けると真赤な柔らかなスエード生地が敷き詰められています。

小さなイタリア国旗がついているのもポイント。

そしてこちらが一番の売れ筋で定番の『Market bag』。

軽くて柔らか、そして丈夫。2色使いの色の組み合わせはセンスよく、長く使えること間違いなし。

形のデザインは商品名からも解るように、長い間私たちに親しみ感ある、商店やスーパーなどで使う買い物バッグのイメージから来ています。

こちらはショルダーバッグ。

中に使われる布とファスナー部分、そして全体を構成する素材の皮の3素材がそれぞれにこのバッグのデザインを創り上げる非常に凝ったお洒落な作りです。

どれもこれもこだわりを感じる、クオリティ性の高いものばかり。
実際に手にとり、触ってみるとその素材の良さと使い勝手がよく解ると思います。

Officine 904
San Polo 2671, Calle Seconda del Saoneri (Zona Frari), Venezia
Tel; 041 8223227
サン・ポーロ地区、フラーリ聖堂（バジリカ・デイ・フラーリ）からほど近い場所にあります。