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テーマ：観光

2012.05.06

ローマの夏の予感

　実は、今回お話しするのは未だ予告編です。

暑いローマの夏に、ローマ人たちは、こぞってビーチに繰り出すと聞いて、どこに行くんだろうと思っていた時に、それはLido di Ostiaのことだよ、と友人から聞いたので、早速下見に行ってきました。5月上旬なので、当然まだビーチには早い季節ですので、人はまばらでした。なので、また本格的に暑くなったらもう一度行ってきますので、本格的な取材は少々お待ち下さい。

　Lido di Ostiaはローマの中心地からは車で約40分くらいの距離で、下の地図を見て頂ければ分かる様にフィウミチーノ空港の南です。

ローマからの主要道路である Via del Mare（この道路の名前も、まさに海への道）を西に走ってつきあたりまで行くとティレニア海にぶつかります。そのつきあたりには広場があって、ベンチに座ってのんびりしている人や、散歩する人、子供とサッカーをしている人、とてものんびりしています。

そして、おもしろいなーと思ったことはここからです。この広場をちょうど中間点にして、南北にレストランのような建物が、途切れなく続いていました。

たとえばひとつの施設の入り口はこんな感じで、中にはレストランがありますよ、ということでそのレストランのメニューが入り口にあります。

こんな入り口もありました。

で、よくよく聞いてみると、これは全てプライベートビーチ施設だったんです。恐らくこの海岸に１００前後のプライベートビーチを持っている施設が並んでいると思います。日本では、公共のビーチに海の家というのがありますが、あの発想と一緒で、この海岸でビーチにアクセスするためには、どこかのプライベートビーチ施設にお金を払って入らないといけないんだそうです。

で、入り口の向こうには、リゾートホテルなみのビーチ施設がありました。今回は中まで入ってないので、遠目の写真ですみません。

おしゃれなレストランやビーチバーもあるように見えます。

当然、シャワーや更衣室の施設もあります。恐らくリゾートホテル並みです。

気になる利用料金ですが、何軒かで聞いてみたのですが、これもホテルと同じで、エコノミータイプのあまり施設が充実していないところなら、1日５ユーロ前後。上記のリゾートデラックスホテルのようなところでも、1日１５ユーロ前後です。また、ローマ近郊に住むイタリア人用だと思いますが、10日券や、年間パスのようなものも販売しています。

このビーチリゾート・デイユーズのアイデアは、とても便利だと思います。海に行ってシャワーを見つけられなくて、べたべたの体で帰ったりすることもないですし、荷物もロッカーに預けて気軽にビーチに出ることが出来ます。比較的クラッシックなイタリア人が良いシステムを作ったな～と感心しました。

ここに夏はローマ人が押し寄せるということなので、これは是非僕も一度試してみたいなと思いました。また夏にご報告します！

フィッシュ！