秋だと言うのにまだまだ夏の日差しを感じた10月上旬。
ちょっと足を伸ばしてBOMARZOへ。
ローマ市内から車で一時間くらいのところにあります。
丘の上の城塞都市をスルーして、目的は怪物公園です。
昔、この辺りを治めていた貴族が亡き奥様の鎮魂の為に
造ったと言われる、ちょっと奇妙な庭園の全体図。
入ってすぐはイモリさんのお出迎え。
う~ん、どうみたらイモリなんだろう?
よくよく調べたらウーパールーパーの仲間らしい。
この庭園は有名な建築家の手がけた設計です。
頭の上のボールにも、きっと深い意味があるに
違いありません。
ハイキングコースのような、空気のさわやかな森。
スタンプラリーのようにポイントを目指して進んで行くと
わっ、迫力満点の彫像が続々と姿を現します。
巨人の戦い
シレーヌ
庭じゃなくって、間違いなく森なんです。
こんな大きな像が1体あるだけでも充分お金持ち
だと思うけれど、全部で30体近い彫像や建造物が。
当時の貴族ってどれだけの財力があったんでしょう?
わ~、熊さんかわいい。
と走り寄ったら背中に羽が。
ドラゴンの像でした。
極めつけは、
人食い鬼。
中に入る事ができます。
木々が茂る木陰の少し開けた場所。
そこを見下ろせるような、階段を上ったちょっと
高めの位置にありました。
口の中にはテーブルが。
はるか昔の貴族達が、ワイングラスを片手に
木陰でくつろぐ夫人や子供達を眺めながら
世の行く末を語っていたのかしらん?
ぼーっと、遥か昔の想像に思いを馳せていると
ざわざわっ、と木々を揺らす風が走って...。
危ない危ない、怪物たちが笑ってる。
神秘な森に心を奪われないように。
日暮れ前には閉場です。
皆様、お帰りもお気をつけて。
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投稿: visititaly -2012年11月15日 (木) 10時36分
■ボマルツォ怪物公園
http://youtu.be/ZkKP_tGUdvI