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テーマ：イタリアの日常

2012.11.07

ジェラート攻略法

ジェラートって、攻略する必要あったっけ？と思われた方に、私のジェラートとの格闘の日々を。。。

まずは第一ステージ。その歴史はイタリアに引っ越してきた半年程前にさかのぼります。積雪の残る今年２月でした。コーンでジェラートを買い、そしてプラスチックのスプーンを貰いました。そして当然スプーンで山を崩しながら食べました。それを見たイタリア人。スプーンなんてもちろん使わず、上手に舐めながら食べつつ「スプーンなんて、、、。」と呆れ気味。くうう！と悔しく思ったその日から、スプーン卒業まで、習いました。スプーン無しの食べ方を。春の訪れとともにいつしかスプーン無しで食べられる様になっていました。

そして第２ステージ。それは味を何種類かチョイスする事。私個人の好みとしては、好きな味１種類ドーンで良かったのです。食べる時に味が混じるのが嫌なのです。でも１種類と言うと、「え？大丈夫？」みたいな反応をイタリア人店員にされるので、弱気な私は仕方なく好みの味が無くても頑張って３種類程選んで頼んでいました。しかしスプーンなしで食べれる様になってくると、あら不思議、この３種類乗せの醍醐味が分かって来たのです。甘いものメインの時には１つレモン等酸っぱい系を追加。すると口の中が甘いだけで終わらずサッパリ。ああ、何種類か乗せるって美味しいね～なんて気持ちになりました。しかし第２ステージを攻略した今でもこだわっているのは、（こだわってるのに手をくだせないもどかしさ。）乗せる順番。私は一番好きな味を一番最初に乗せて土台にして欲しいので、注文の時、一番手の味を一番最初に言います。しかしたまに、３種類の味を言った後に店員が２番目に言った味から乗せたりすると、あああ！と止めたくなります。最悪なパターンはお口直し用で３位にランクインを果たしている（私的には）明らかに脇役のレモン等を一番に乗せられた時。それじゃあ酸っぱいまんま終わってしまうよ～とつかみかかりたくなります。

そして最近攻略した第３ステージ。歩きながら食べる。これがどうにもこうにも出来なくて大変でした。元来日本人は食べながら歩くのは行儀が悪いと、なかなかしませんよね？（ですよね？）ジェラートが溶けて垂れない様に、ぼこぼこの穴だらけの道でつまずかない様に、車にひかれない様にと沢山の事に注意を払いながら食べようとすると、足が、止まるんです。最近ようやくぎこちないながらも歩きながら食べる事が出来る様になってきました。

第３ステージを攻略し、もう私は一人前！と思った矢先、もう秋。むしろ冬！でも秋冬のジェラートも美味しいんです！先日、家の近くのジェラート屋さんで発見した味。マロングラッセ！美味しかった～。秋ならではの味。夏の間は断然果物系LOVEでしたが、最近果物系がグッと減ってしまい少々寂しく感じていた矢先のマロングラッセ。その季節の旬の物を楽しめるのは素敵な事ですね。だから果物系が減ってしまったのも仕方ない。果物系はまた来年の夏までしばしお預けですが、それまではマロンをはじめ冬ならではの味を楽しみたいと思います。そしてまた果物系のジェラートが店頭に増えてきたら、ああ夏が来たなあと思うのでしょうね。