観光 2014.09.12
 夏山に登りたくなって、北イタリアのドロミテ渓谷を目指しました。世界遺産に登録されているということもあり、一度は見ておこうといった感じで旅のスタートです。

 ローマから直行列車のユーロスターに乗って4時間、ドロミテ街道の西の玄関口であるボルツアーノに到着しました。



この街は勿論イタリア国内なのですが、オーストリアの国境に近いこともあり、人々の話す言葉もドイツ語とイタリア語が交じっています。買い物をして店を出る時に店員に「ダンケ」と言われることも度々。また食事の方も、ドイツの美味しいソーセージを食べることが出来るビヤホール的な店も多く、イタリアなのにちょっと異国情緒溢れる国外旅行をしているような気分になります。



一応観光しておこうということで、ボルツアーノの街からさらにその上の山頂にあるもう一つの街、ソプラ・ボルツアーノまではロープウェイで登りました。

ドロミテ渓谷はトレッキング、サイクリングのコースが本当に多いんですね。僕も山頂からの下山は、トレッキングコースを1時間半かけて下りてみました。途中獣道みたいなところも少しあって、程よい疲れ方。今夜もビールが美味いぞ!



 2日目からはレンタカーを借りてドロミテ街道をコルティナ・ダンペッゾまで向かいました。ボルツアーノを出て約40分、見所の一つカレッツァ湖へ到着。少し天気が曇りがちだったので、晴天の時はもっときれいなんだそうです。



カレッツァ湖からさらに東へ2時間程でドロミテ渓谷の一番大きな街、コルティナ・ダンペッゾに到着しました。夏はトレッキング、冬はスキーリゾートとしてヨーロッパ中から観光客が集まるそうです。街中からも四方を山に囲まれているので、美しい山々を眺めることが出来ます。観光客が集まる地区はとても小さくて、ほとんど徒歩圏内でホテルやレストランにアクセスが出来るのでとても便利です。



3日目は、今回の旅のメインである、トレチメ・ディ・ラヴァレードへのトレッキングに挑戦。入り口の山小屋までは車で30分くらいでした。途中の有料道路への料金所です。



この山小屋(避難所ともいう)までは車で来れますが、ここからはトレッキングのスタートです。日の丸がお出迎え。日本人が多いのかな。



この山小屋から、いくつものトレッキングコースがあって、トレチメの周囲を一周するもので約2時間くらいのトレッキングになります。標高2500メートルくらいになると、上り坂でちょっと息が切れてきます。ただこの程度だとお年寄りから子供までみんな頑張って歩いてました。



岩肌が天にそそり立つ感じが圧巻です。



下の写真がトレ・チメ、3つの頂。写真で見るより遥かに巨大でずっと見ていても飽きなかったですね。



今回の旅はドロミテ渓谷のほんの一部で、まだまだ3000メートルを超える山々が沢山あります。また必ず来ようと思った次第です。

世界遺産になって少し日本でも有名になったようですが、北イタリアの魅力を十分に感じられるドロミテ渓谷に是非皆さんもお越し下さい。

piscesフィッシュ!

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