
皆様 チャオです
日本はこれから梅雨ですね
イタリアは学校がなんと 夏休みです
(どんだけ休むのー
)
そういう私も一番乗りに夏休みを頂いちゃったのでイタちゃんのことは言えません
。年々イタリア人化が進んでおります
さて、19年もイタリアにおりますが(怖)、
実はまだ足を踏み入れていない州がいくつかあるのです。(イタリアは20州)
そのうちの一つマルケ州に行く機会をいただけました
目的は観光ではなく、マルケ州の工場や工房を視察見学させて頂きました。
初マルケ(アンコーナ)第一印象は
ゴミが落ちていなくて、静かざんすー (Rが付く町と比べてます。
)
マルケ州都でもあるアンコーナという町は、イタリア中東部 海向こうはギリシャという
歴史的にもギリシャ人によって築かれた海洋国家として始まりました。
現在も造船、製紙、靴や家具製造、ワイン
、小麦、大麦と
工業、農業ともに盛んな商業都市です。
今回は訪れた企業の中でも、これぞイタリアとうなった
軒をご紹介させて頂きます
まずは家族が核として仕切るアコーディオン製造工房 PIGINI
3人の息子とともにフィリッポピジー二氏が1946年に会社設立。
当時から国際的なビジネスを展開し、いまや世界屈指のブランドとなりました。
なぜうなったかといいますと、
本当に人の手と耳
と心
で一つ一つ作られているのです
昔ながらのこれぞ ザ手造り
もちろんその完成度と品質の高さで、世界のトッププレーヤーたちに愛用されています。
嬉しいのは、今でも若い人たちがこの仕事に就き、伝統を継いでいってくれていること。
アコーディオンを作ることを教えてくれる学校はないので、
この道ウン十年の師匠にぴったり付いて、学んでいくのだそうです。いいなぁ
左の師匠、この道43年
この道年、あと39年頑張って~
調音も自分の聴覚を信じるのだ
アコーディオンには品番がついていて30年で1400台を超えたところ、といえば、
いかに1台を作るのに、手間と時間が掛かっているか分かります
ベテランと若者が一緒に心をこめて、一つの作品を作る姿に感動
さえしました。
さて2軒目は、もうその美しさに惚れまくった家具の製造会社です。
CANTONI SRL
1976年設立
なによりその独特で美しいデザインと、高級感のある品質にノックアウト
です
とってもモダンで特徴のあるフォルムは、いかにもイタリアという感じで、
見学者全員から大好評でした
大きなものだし、デザインさえ決まったらあとは機械にお任せなのだろうと思っていたら やられたー
こちらも一つ一つやっておりました
デザインルームを覗いたら
手で描いてましたわ、デザイン
そんな心のこもった家具ですから、素敵な訳なのです
なんとあの宝石のブルガリからも、注文があったそうです 納得
ということで、
今回 初マルケでしたが、人々の勤労さと器用さがとても印象的でした。
(あ、Rのつく街がそうじゃないとは言っておりません笑)
でも考えてみたら、ダビンチ、ミケランジェロの子孫(のはず)ですから、
その想像力と創造性は、世界NO1(のはず)なんですよね
ということで、久しぶりに(笑)やっぱりイタちゃん凄いねーと見直したマルケ訪問でした
最後はもちろんこちら イタリアですもの~
まだまだ奥深いな、イタリア。
マルケ州で2日間たっぷり癒されましたが、
静かすぎて、ちょっぴり(だけ)Rの付くやかましい街が恋しくなった幸でした