皆様 チャオです
イタリアもやっと、そろそろ夏休みが終わります。(まだ休んでたんかい、君たち)
8月終盤、イタリア中部で起きてしまった地震で最も被害が大きかったアマトリーチェは、
歴史的な遺産や景観を守り続けていたことから、
イタリアの最も美しい村(I BORGHI PIU' BELLI D'ITALIA )に選ばれていました。
これは、2001年からイタリアではじまった運動で、人口減少の問題をかかえる
小さいけれども美しい街や村の価値を見直して、観光資源を保護していく運動で、
2001年の設立当初は100だったものが、現在は217まで増えました。
それだけイタリアには美しい小さな村が点在しているということなのです。
今回はその歴史的な建物の下敷きで、沢山の方が亡くなるというとても悲しい出来事で、
古いものを守ることは大切だけど大変なことを痛感させられました。
特に地震が多いこの地方には、沢山の美しい村や街が残っています、
近くのノルチャという村は、古い建物を残しながら耐震の対応をしていたので
今回被害が無かったそうです。
本当に大変なことだと思いますが、古いものを大切に愛するからこそイタリアなので、
こういう形で素晴らしい遺産も、そこに住む人々も守っていって欲しいと願っています。
今回はそのイタリア最も美しい村の1つに選定されております
南イタリアの素敵な場所をご紹介します。
今年の夏休みは、海三昧しましたが、自分が完全に浮気者であることを自覚しました。
なぜなら
6月 シチリアのマリンブルー
7月 ガリポリ
に恋して、毎回NO1 言ってきたのに、
今回もまたNO1に出会ってしまいました。(もはや浮気ではなく、裏切り者。笑)
その名は
オトラントです。(早いな。)
巨大な天然プール
お魚が肉眼で見えるー
空飛ぶ絨毯ならぬ ゴムボート
クリスタルとは、こういうことを言うのねー
イタリア最東端の街 つまり初日の出を一番最初に見られるオトラントは、
イタリア半島の "かかとのさらに底" にある小さな港町
前回のガリポリ同様 紀元前12世紀あたり古代ギリシャの植民都市として誕生した
とっても歴史のある街です
15世紀 当時ヨーロッパ侵略をくり返していた強国オスマントルコの海軍が
突然 オトラントの港に現れ150隻あまりの艦上から大砲をドンドン撃ちこみ
わずか10日あまりでオトラントの街を陥落させてしまったという歴史があり、
この侵攻をうけた後、以前からあった小さな砦を利用して築城されたのが、
オトラント城 "Castello d'Otranto" (写真左側。暑すぎて誰もいない広場)
また、プーリア州最大の大聖堂 (床に描かれたモザイク画としてはヨーロッパ最大☆)
などの観光名所もあるのですが、
7月ですから主役はこちらになってしまうわけです。(私だけか。)
現在のオートラントは人口6000人ほどの小さな街で
かつての西洋と東洋の架け橋であった栄光の港は、
その後同じプーリアのバーリやブリンディシに活躍の場を奪われてしまいましたが、
その透明さに名を馳せて大人気の海水浴(観光地)になりました
(やはりバカンスが優先の国。笑)
今回私の1番になったのは、お風呂みたいに浸かれるほど遠浅で透明な穏やかな海(私の1番は信用度が低いのですが)
嘘かと思われるかもしれませんが、
この日はこの海に10時間滞在(ほんとです)
なのにあっという間に1日が終わりました
一番日の出が早いので、日の入りも早いのでびっくりしました。(当たり前)
お風呂のように浸かってます
今年の夏は、海三昧でした
しかも今年の海はレベルが高かったー(行くたびに1番が変わったし。)
体の休息だけでなく、心も綺麗になった感じ。
(そんなに汚れていたのか、あの首都で。)
いたちゃんに脳味噌溶けるよ、言っちゃいましたが、人のこと言えませんね。
秋は食欲、じゃなかった 教養高いブログになるよう努力いたします。(本当だろうか)
幸でした。