皆様チャオです
あっという間に2016年、最後の月になってしまいました
皆様どのような1年を過ごされましたか。
イタリアではやはり中部で起きた地震がニュースの1つだったと思います。
亡くなった方のご冥福を祈るとともに、いまだ避難生活をされていらっしゃる方々が
1日も早く、回復されることを願わずにはいられません。
古いものこそ価値があるというお国柄なだけに、
たとえ地震の確率があっても、全てを一気に新しい建物に変えることは出来ません。
国民の安全を守りながらどのように世界遺産を守っていくかが大きな課題になりそうです。
ということで、
今回のブログはイタリア(ローマ)にどれだけ古いものが残っているかを
御紹介したいと思います。
いまからざっと約2300年ほど前
のものです。(めちゃ古いですがな。)
紀元前312年~3世紀前半 ローマ帝国時代に、
郊外からローマ市内へ水を運ぶ為に建設された水道橋です。
ローマ市内から地下鉄でもいける
アッピア街道州立公園(Parco Regionale dell'Appia Antica)では、
ローマ時代に造られた水道11本のうち、6本が公園内で見られます。
(16世紀に、ローマ教皇シクストゥス5世が建設したフェリクス水道をいれますと7本です)
なんだか映画のセットのようですが、
本物です
(実際に映画の撮影には、
このまま撮影されるそうですが。笑)
無知な私は何で平行な橋を水が通ったのだろうかとずっと疑問に思っていたのですが、
なんとこの橋、ちゃんと計算されてわずか30センチほどの傾斜があるのだそうです
ローマ人、やるやんか(子孫はどこからこうなったんだ)
水道橋が切れているところからは、内部の構造も分かります
紀元前に建てられたマルキア水道橋は91kmもあったのですが、
この微妙な傾斜のおかげでちょろちょろと水が流れ、
遥遥遠くからローマ人の浴場や水道に水を運んでくれていたわけです
さらに驚くことに、ローマ時代のもののひとつヴィルゴ水道は
2000年近く経った今でも使えているのだそうです。(凄すぎる)
水道橋って、どれくらい大きいかご存知ですか?
こんくらいです
築2000年ですよ、皆様
クラウディア水道は、
全長69kmもあるのですが、
約14年で完成したそうです
やるやんかーーー
さらに、この水道橋の近くには大理石がごろごろ落ちておりました
なんと贅沢に水道橋、大理石で装飾されていたところもあるんだそうな豪華
凄いな、ローマ帝国
公園の中はお散歩、ジョギング、サイクリング、ボーイスカウトのお遊戯、ピクニックなど、2000年経った今もなんだか普通に建っていて違和感を感じないのが、ローマの凄さ
雰囲気たっぷりの傘松通り、お散歩が気持ちよいっす
2000年以上残ってきたんですもの
あと1000年、2000年もこのままの雄姿を残してくれるであろうと思います
ローマ万歳幸でした。