2020.09.14

昨年の12月、銀座にイタリアで有名なチョコレート店「Venchi」が初上陸しましたねhappy01

「Venchi」はイタリアでも大人気で、大きな駅や空港の中にもお店があるチョコレート店。今日はそんなVenchiのご紹介と、イタリアのチョコレートについてご紹介します。

Venchiは1878年に、イタリアのトリノで創設された老舗のチョコレート店です。

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店名となった、ショコラティエのシルビアーノ・ヴェンキが16歳という若さで自分の店を持ち、チョコレートの販売を始めたのがヴェンキの始まりです。

宝石のように美しく陳列されたチョコレートは瞬く間に話題となりました。今でも厳選された素材を使って作り出されるチョコレートの人気は高く、また販売しているチョコレートの種類も豊富な人気のチョコレート店としてイタリアで知られています。

特に代表的なチョコレートとしては「ジャンドゥイオット」があります。このチョコレートはちょうど「Venchi」が創設された年に創られたチョコレート。イタリア北部の名産の一つであるヘーゼルナッツと、カカオを練りこんだ「Venchi」ご自慢の逸品です。

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また「Venchi」のジェラートもお勧め。チョコレート店だけあって、チョコレートのフレーバーは産地やカカオの含有率などに拘ったジェラートが食べられます。

イタリアの本格的なジェラートが食べられますので、ぜひお気に入りのフレーバーを探してみてください。

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またもう一つ、ぜひ楽しんでいただきたいのがその内装や外観。イタリアらしく、とてもファッショナブルで素敵!

カラフルな包み紙で包まれたチョコレートが色毎に綺麗に陳列されていたり、本を模した可愛らしい小ぶりの缶に入っていたり。シーズンで出る新しいデザインの缶は、ついつい集めたくなってしまいます。Images_3

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またイタリアの店舗では、チョコレートの滝のようなディスプレイもあり、とても華やかで目を引きます。

量り売りができるので、小さな単位からチョコレートが購入できるためお土産にもお勧めです。

今話題の「Venchi」、イタリアにお越しの際は是非行ってみてくださいheart01

さて、ではイタリアのチョコレートの歴史を少しご紹介します。実はイタリアはスイスやベルギーと並んでチョコレートの国。

コロンブスによって発見されたカカオがスペインから、イタリアのトリノ、サヴォイア侯爵に渡ったことがイタリアのチョコレートの歴史の始まりです。「Venchi」はまさにそんなイタリアチョコレートの原点の街で生まれたのですね!

チョコレートはトリノからイタリア全土に広まっていったのですが、その中でもいくつか有名なものをご紹介します。

【Perugia】

観光としてはあまり馴染みのない名前の都市かもしれませんが、そこで生まれたものはきっと誰もが一度は目にした事があるのではないでしょうか。

イタリアを代表する小さな山形のチョコレート、「Baci」チョコレート!

イタリアのお土産の定番ですね!

まだチョコレートが高級品だった時、一般庶民でも気軽に買いやすい値段で販売されたBaciチョコレートは人気となり、庶民にチョコレートが普及するきっかけとなりました。

クリーミーなチョコレートの中に、ヘーゼルナッツがまるごと一粒入っているこのチョコレートは世代を問わず、愛されるチョコレートです。

名前のBaciはイタリア語で「キス」の意味。その名の通り、ロマンチックなチョコレートで、包み紙の中にイタリア語で書かれた愛の言葉の紙が入っています。イタリアの『甘い』チョコレート、是非試してみてください。

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【Terni】

こちらも観光としては有名でない都市かもしれませんが、ここで生まれた行事は日本ではもうおなじみ!

2月の一大イベント、バレンタインデーはこの街が発祥です。

テルニの司祭のヴァレンティーノはある日、一組のカップルから相談を受けました。男性はローマ軍の兵士、女性はキリスト教信者だったそうです。当時のローマではキリスト教は迫害の対象だったため、二人の結婚は認められないものでした。ですがそれを可哀想に思ったヴァレンティーノは彼らのために天国で結ばれるよう、祈りをささげたそうです。

その噂を聞きつけ、彼のもとには悩めるカップルたちが相談に訪れるようになり。ヴァレンティーノは彼らの結婚式を執り行ってあげることもあったのだとか。

ですがそんなことが遂に皇帝の耳に入ってしまい、ついにヴァレンティーノは処刑されてしまいました。彼は今は愛の守護聖人、聖ヴァレンティヌスとしてこのテルニのヴァレンティーノ教会で眠っています。

こんな逸話から、聖ヴァレンティヌスが処刑された2月14日をバレンタインデーとして彼を祭る日となったそうです。(逸話についてはほかにも諸説あるようです)

ただこのバレンタインデー。もともとは聖ヴァレンティヌスにあやかって、恋人同士で愛を囁き合う日だったそうで、特にチョコレートを贈るという事はなかったそうです。しかしいつの間にか生まれたこのチョコレートを贈る、という行為は今では定着しているようで、バレンタインデーの前後1週間はバレンタイン期間としてテルニでもチョコランティーノというチョコレートのファスティバルが開催されるようです。

本日は、イタリアのチョコレートについてご紹介しました。秋が近付いてくると、紅茶やコーヒーと合わせて、甘いチョコレートが食べたくなりますね!

そんな時はぜひ、イタリアのチョコレートを召し上がってみてくださいheart01

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