度々コーヒーネタです
前回。実は今年はキューバのコーヒーがあまり採れなかったらしいというお話をしました。
キューバはコーヒーで有名だと皆さんご存知ですが、実はキューバのコーヒーは、ハイチの独立後にフランス人農場主が奴隷たちを連れてキューバに逃れ、キューバ南東部一帯を開拓してコーヒーの栽培を始めたことから始まっています。
ですが19世紀に入ると、ブラジルなど南米大陸産の新しい手法による安価なコーヒーが出回るようになり、競争に勝てなくなったハイチ式のプランテーションは徐々に姿を消していきます。世界遺産「キューバ南東部のコーヒー農園発祥地の景観」は、開拓当時の農業形態が見れる唯一の遺跡です。
その後もキューバではコーヒー栽培を行っていますが、収穫のほとんどは観光客やレストラン、輸出用に管理され、あまり安価でローカルには出回りません。また、ハリケーン等による何らかの被害や世界情勢によって、数年にわたりコーヒー不足になることも良くあります。
ではコーヒー好きになってしまったキューバ人(と私) 。ローカルはコーヒーをどうやって手に入れているのでしょう
なんとキューバ人は、配給にもコーヒーが含まれます
ですが、配給コーヒーの殆どが、ブレンドコーヒーなんです‼️
こちらのコーヒーが配給所でもらえるコーヒー。
なんとエンドウとコーヒーの半々ブレンドです。
え...えんどう???って思うと思います。
Coffee con chícharo (エンドウを混ぜたコーヒー)と聞くと、キューバ人は安物のコーヒー=配給コーヒーだと、皆諦めたような...そんな感じで飲むのですが。50%はコーヒー豆ではなくてchícharo(エンドウ)を炒ってコーヒーにしています。
実は私。初めてこのローカルコーヒーを飲んだときに、こう言葉を発したんですよ。
「あれ?このコーヒー、きな粉が入ってる? シャレてるね~!」
そう❗ 大豆の味。まさしく「きな粉コーヒー」
これはこれで、美味なんです‼️
なので前置きが長くなりましたが、皆さん。今度キューバにきた際は、このチチャロ(chícharo) 混ぜコーヒーも、飲んでみてください♪ お店には売っていないですが、民宿とかではこのコーヒーあるはずです。
「チチャロコーヒー飲みたい」と言うと、キューバ人には変な顔されると思いますが、この配給ブレンドコーヒー、けっこうイケます。
SHIHO
~毎週水曜&土曜に更新中!~
魅力あふれるキューバに是非来てみませんか?
キューバのツアーが気になる方はこちらをクリック!
===編集後記===
新型コロナウィルスの影響で、キューバは現在入国制限を実施していますが
本ブログでは今後もキューバについてのニュースをお届けします。
普段通りの日常が戻った暁には、ぜひキューバへお越しください!