チェンナイ
2004年のスマトラ島沖地震のため
津波の被害を受けた街
敬虔なヒンズー教たちが多く
街中で目にする神様も
デリーと違って
大切に大切に祀られています
鉄格子とカギで守られて
外に置かれている神様にも布をかぶせて
とりあえず置きました という感じ
チェンナイに息づく
神様の身近さと確かな存在
寺院もカラフルで圧倒される精密さ
緻密な彫刻は
人々の祈りと信仰のなせる技
信じる神や祈る対象は同じでも
北インドとはまるで違う世界
思わず背筋がぴんとしてしまう
どこか張りつめた雰囲気
その緊張感をほぐしてくれる南国の優しい風
南インドの色への賛歌
吸い込まれるような 降り注がれるような
改めて色の強さを感じました
抜けるような空と
神々と人々の強い生命力
祈りという強い力
人々が静かに しかし凛と希望を持って
未来への力強さを感じます
寺院の本気度はきわめて高く
しかし外国人への押し売りもなくとてもフレインドリー
この懐の広さがチェンナイの魅力なのかもしれません
日本の皆さんへの祈り
インド人たちとともに捧げます
HISデリー支店 古賀