【ジャイプール】の郊外、11キロの場所にある【城郭都市アンベール城】に
澪ちゃんと桃ちゃん(同僚)が行って来ました!
彼女たちの撮って来た写真をもとに、観光名所アンベール城をご紹介致します⭐
2013年に世界遺産登録されたアンベール城。
正式には【ラージャスターンの丘陵城塞群】の1つとして世界文化遺産に登録されました。
その昔、インドがまだ幾つかの国に分かれていた頃。
ジャイプールにはヒンドゥー教を信奉するラージプート族が住んでおりました。
この地を治める王族がこのアンベール城を建てたのが16世紀頃。
以後、歴代の王により増改築を繰り返し、今の形となった、と言われています。
象のタクシー
アンベール城は丘陵地帯に作った城塞なので、急こう配の坂を登る必要があります。
この坂道を登る際に、2人が利用したのが象タクシー🐘
顔にカラフルな模様のお化粧を施した象さんに乗って、お城を目指します。
(昔は王族しか乗る事が出来なかったそうです)
象と象使いの皆さん。
ちなみに、皆さん象に乗ったことありますか?
思った以上に高いんですよ💦
ゆっさゆっさと歩くので、象の背中、結構揺れます(笑)
「二人でちょっとビビりながら、木枠をしっかり握りしめました!」
と澪ちゃん。
途中、
「ここから写真撮りよ!!ここが絶景やから!(勝手に福岡弁に和訳)」
と象使いのお兄さんにごり押しされたそうですが、二人ともスルーしたそうな。
見たかった、そのごり押しした景色がどんなだったかを。。。。(笑)
ちなみに、象に乗ってる最中、ずーっと物売りが付いてきたんだそうです。
「象の下から物売りが、これ買って!!って木の置物やらスカーフやら投げて来るんですよ。足に絡まったり、蹴り落としたり、無限ループで大変でした。」
って、象が歩いている時に下から物を投げるの?!
それは・・・その人、象に踏みつぶされたりしないのかね、と心配になる私。
1つ売りたい!って気持ちの方が勝るんでしょうね、きっと。
この象タクシー、象の健康状態を保つ為、1日の往復回数が限られているらしいので、
午前中早い段階で訪れる事をお勧めします!
象に揺られて10分~15分くらいで、お城に到着致します。
ガネーシャ門
象タクシーでお城まで上がったら、まずは美しい中庭へ向かいます。
ここアンベール城は、イスラムとラージプートの混合様式で建てられており、
中でもこのガネーシャ門は【世界一美しい門】と言われています。
王族のプライベート空間へと通じる門で、透かし彫りの窓から涼しい風が抜けるように
設計されており、幾何学模様の装飾も見事です。
中央に、【ガネーシャ】という、象の頭を持ったヒンドゥー教の神様が描かれています。
この【ガネーシャ】という神様、世界でも大変人気のある神様です。
あらゆる障害を除去して成功に導き、商売繁盛をもたらす幸運な神であり、
智慧を司る学問の神であり、芸術や文化を司る技芸の神であり、
病苦からの解放をもたらす医術の神。
ありとあらゆる事象を司る万能の神様ですね。
この神様がプライベート空間に通じる門の中心に描かれている、という事は、
当時の王族も神のご加護を祈り、出入りしていたのかなぁ…と想いを馳せてしまいます。
鏡の間
ガネーシャ門から中に入ると、貴賓謁見の間、回廊や天井に鏡が散りばめられた
【鏡の間】です。
電気の無かった時代、少ないろうそくの明かりでも、反射させる事によって
室内を明るく見せる工夫がなされた、と言われています。
その華やかな装飾、当時の王族の豊富な財力を感じますね。
アンベール城を上から見る
アンベール城の全景はこんな感じ。
向こうに見える山々、広大な領地を治めていた王族の栄華を感じずにはいれません。
ちなみに、このアンベール城を治めた王は、当時のインドで強大な力を持っていた
ムガル帝国の王に、自分の娘を差し出し(嫁入りさせ)ムガル帝国と共存関係を築いたと
言われています。
ムガル帝国という大きな権力に巻き込まれていった、歴史の渦みたいなものが
ここにはあったのかもしれない、世界史そんなに好きじゃなかったけど、
調べているうちにだんだん面白くなってきた私です。
やっぱり教科書で学ぶより、実際の写真やその土地に行った人の話を聞くと、
興味の幅は広がるんだな、と感じます。
如何でしたか?
アンベール城の魅力が伝わりましたでしょうか?
ジャイプールへお越しの際は、是非少し足を延ばして、16世紀のインドの栄華を
感じる事が出来るここ、アンベール城へ是非お越し下さいませ⭐
---/今回の旅好きライター/-------------------------------------
ペンネーム ゆうちっち
一言自己紹介 3歳・6歳の男の子2人を持つ歌うママ
-----------------------------------------------------------------------
★☆関連商品☆★
【デリー発】世界遺産ジャイプール日帰りツアー<往復車利用/日本語ガイド付>
https://activities.his-j.com/TourLeaf/DEL0018/
【HISオリジナル】世界遺産ジャイプール1泊2日ツアー<夕日鑑賞/宿泊・食事込/日本語ガイド>