2020.03.17

【ジャイプール】の郊外、11キロの場所にある【城郭都市アンベール城】に

澪ちゃんと桃ちゃん(同僚)が行って来ました!

 

彼女たちの撮って来た写真をもとに、観光名所アンベール城をご紹介致します⭐

 

2013年に世界遺産登録されたアンベール城。

正式には【ラージャスターンの丘陵城塞群】の1つとして世界文化遺産に登録されました。

その昔、インドがまだ幾つかの国に分かれていた頃。

ジャイプールにはヒンドゥー教を信奉するラージプート族が住んでおりました。

この地を治める王族がこのアンベール城を建てたのが16世紀頃。

以後、歴代の王により増改築を繰り返し、今の形となった、と言われています。

 

 

象のタクシー

 

 

 

アンベール城は丘陵地帯に作った城塞なので、急こう配の坂を登る必要があります。

この坂道を登る際に、2人が利用したのが象タクシー🐘

顔にカラフルな模様のお化粧を施した象さんに乗って、お城を目指します。

(昔は王族しか乗る事が出来なかったそうです)

 

象と象使いの皆さん。

 

0084_02

 

ちなみに、皆さん象に乗ったことありますか?

思った以上に高いんですよ💦

ゆっさゆっさと歩くので、象の背中、結構揺れます(笑)

「二人でちょっとビビりながら、木枠をしっかり握りしめました!」

と澪ちゃん。

 

途中、

 

「ここから写真撮りよ!!ここが絶景やから!(勝手に福岡弁に和訳)」

 

と象使いのお兄さんにごり押しされたそうですが、二人ともスルーしたそうな。

見たかった、そのごり押しした景色がどんなだったかを。。。。(笑)

 

ちなみに、象に乗ってる最中、ずーっと物売りが付いてきたんだそうです。

「象の下から物売りが、これ買って!!って木の置物やらスカーフやら投げて来るんですよ。足に絡まったり、蹴り落としたり、無限ループで大変でした。」

って、象が歩いている時に下から物を投げるの?!

それは・・・その人、象に踏みつぶされたりしないのかね、と心配になる私。

1つ売りたい!って気持ちの方が勝るんでしょうね、きっと。

 

 

0084_01_2

 

この象タクシー、象の健康状態を保つ為、1日の往復回数が限られているらしいので、

午前中早い段階で訪れる事をお勧めします!

象に揺られて10分~15分くらいで、お城に到着致します。

 
 

 

ガネーシャ門

 

 

象タクシーでお城まで上がったら、まずは美しい中庭へ向かいます。

ここアンベール城は、イスラムとラージプートの混合様式で建てられており、

中でもこのガネーシャ門は【世界一美しい門】と言われています。

王族のプライベート空間へと通じる門で、透かし彫りの窓から涼しい風が抜けるように

設計されており、幾何学模様の装飾も見事です。

 

0084_03

 

中央に、【ガネーシャ】という、象の頭を持ったヒンドゥー教の神様が描かれています。

この【ガネーシャ】という神様、世界でも大変人気のある神様です。

あらゆる障害を除去して成功に導き、商売繁盛をもたらす幸運な神であり、

智慧を司る学問の神であり、芸術や文化を司る技芸の神であり、

病苦からの解放をもたらす医術の神。

ありとあらゆる事象を司る万能の神様ですね。

この神様がプライベート空間に通じる門の中心に描かれている、という事は、

当時の王族も神のご加護を祈り、出入りしていたのかなぁ…と想いを馳せてしまいます。

 

 

 

鏡の間

 

 

ガネーシャ門から中に入ると、貴賓謁見の間、回廊や天井に鏡が散りばめられた

【鏡の間】です。

電気の無かった時代、少ないろうそくの明かりでも、反射させる事によって

室内を明るく見せる工夫がなされた、と言われています。

その華やかな装飾、当時の王族の豊富な財力を感じますね。

 

0084_05

 

 

 

アンベール城を上から見る

 

 

アンベール城の全景はこんな感じ。

向こうに見える山々、広大な領地を治めていた王族の栄華を感じずにはいれません。

 

ちなみに、このアンベール城を治めた王は、当時のインドで強大な力を持っていた

ムガル帝国の王に、自分の娘を差し出し(嫁入りさせ)ムガル帝国と共存関係を築いたと

言われています。

ムガル帝国という大きな権力に巻き込まれていった、歴史の渦みたいなものが

ここにはあったのかもしれない、世界史そんなに好きじゃなかったけど、

調べているうちにだんだん面白くなってきた私です。

 

やっぱり教科書で学ぶより、実際の写真やその土地に行った人の話を聞くと、

興味の幅は広がるんだな、と感じます。

 

0084_04_2
 

如何でしたか?

アンベール城の魅力が伝わりましたでしょうか?

ジャイプールへお越しの際は、是非少し足を延ばして、16世紀のインドの栄華を

感じる事が出来るここ、アンベール城へ是非お越し下さいませ⭐

 

 

---/今回の旅好きライター/-------------------------------------

ペンネーム   ゆうちっち

一言自己紹介 3歳・6歳の男の子2人を持つ歌うママ

-----------------------------------------------------------------------

★☆関連商品☆★

【デリー発】世界遺産ジャイプール日帰りツアー<往復車利用/日本語ガイド付>

https://activities.his-j.com/TourLeaf/DEL0018/

 

【HISオリジナル】世界遺産ジャイプール1泊2日ツアー<夕日鑑賞/宿泊・食事込/日本語ガイド>

https://activities.his-j.com/TourLeaf/DEL0069/

同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

    

    HIS デリー支店

    2024.05
    loading...