ズドラストヴィーチェ(こんにちは!)
IMPRESSO添乗員の倉橋です。
今回は、お客様アンケート評価平均4.2点(5点満点)の大人気コース、
「初めてのロシア6日間」に行ってまいりました。
これからベストシーズンに突入するロシア。
コンパクトな日程で、サンクトペテルブルクとモスクワの2都市を訪れます。
まずは、運河が美しい街、サンクトペテルブルクへ
1703年にピョートル大帝が建設したこの街は、
もともと沼地だったところ
真冬の寒さや雪解けの洪水、病気や飢えで、4万人以上の人が命を落としながら、
ようやく完成にこぎつけます。
ヨーロッパの街並みをお手本としたこの場所に、
ピョートル大帝はドイツ語で
「聖ペテロの街(サンクトペテルブルク)」と名づけました。
このため、ドイツとの戦争中は「ペトログラード」や「レニングラード」と、
ドイツ語を使わない名前になったこともあり、
聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
今では、「北のベニス」と呼ばれ、
運河とヨーロッパ風の街並みが自慢の世界遺産となりました。
ツアーでは、ピョートル大帝の像(ロシアで一番古い青銅像でもあります!)や、
ピョートル大帝が建築を命じた「聖イサク寺院」といったゆかりの地はもちろん、
ソ連時代には倉庫としても使われた、
オモチャのような外観の「血の上の救世主教会」も訪れます。
そして、ここサンクトペテルブルクで欠かせないのが「エルミタージュ美術館」。
ピョートル大帝が冬を過ごすための宮殿として建てられ、
こんなに大き~いのです
ここに、後の女帝エカテリーナが美術品を集め、
今では世界4大美術館のひとつになりました。
「エルミタージュ」という名には「隠れ家」という意味があり、
内緒で彼女の部屋に出入りした、
数々の愛人からの豪華な贈り物も展示されています。
エカテリーナはたくさんの愛人を持ったことでも有名。
元祖・肉食女子でしょうか。
館内は、日本語堪能なロシア人ガイドさんが丁寧に説明してくれるうえ、
ここは代々の皇帝たちが過ごした場所。
絵画ももちろんですが、内装や調度品も素晴らしい!
このコースでは、印象派作品の宝庫
「エルミタージュ美術館・別館」にも入場します。
西洋美術がお好きなお客様は
「贅沢、夢のような時間だぁ」とおっしゃっていました。
ツアー2日目は、郊外に足を延ばします。
午前中は、女帝エカテリーナが住んだ「エカテリーナ宮殿」の観光。
実はこの宮殿、戦時中に爆弾で大破してしまったのです
それを見事に復元し、当時の豪華絢爛さが甦りました
一番の見所は、部屋全体が琥珀で装飾された「琥珀の間」。
(残念ながら写真撮影は禁止です)
琥珀はバルト海沿岸で採れる、太古の樹液が化石化した鉱物。
宝石ではありませんが、同じくらい貴重なものと言われます。
元祖「琥珀の間」は、戦時中ヒトラーに持ち出されたまま現在も行方不明ですが、
プーチン大統領も出資し、当時と同じものを再建しました。
部屋中の壁・装飾、全てが琥珀。訪れた方しか見ることができない、
必見の場所です
昼食を挟んで、午後はピョートル大帝の別荘を目指します。
ここの見所は広大な庭園にある噴水。
冬場は噴水の水が凍ってしまうため、閉園となりますが、
幸運なことに、日本出発前々日に今季のオープンが決定!
「本当はここに来たかったけど、
来られると思っていなかったから、とても嬉しい!」と、
全てのお客様に喜んでいただき、ご案内する側にとっても嬉しい1日でした。
まだモーターや機械が無い時代の噴水ですから、
動力は全て、上から下へ流れる水の力(水圧)だけというのも驚き
また、傍を通ると路肩に隠された噴水から水が飛び出してきて
全身ビショ濡れになってしまう、面白い(恐ろしい?)仕掛け噴水も盛りだくさん。
これは、仕掛け噴水のデモンストレーション。
普段はクールなロシアの皆さんも、
キャーキャー言いながら噴水に突っ込んでいました
サンクトペテルブルクには2日間滞在します。
市内も郊外も、見所をぜーんぶ巡って、お食事もお水も毎日付いて、
とってもお得なコースです。
そうそう、ロシアはお料理もとっても美味しいんですよ
次は、ロシアの代表的なお料理の紹介と、ツアーの後半モスクワへ飛びます
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はじめてロシア6日間
※掲載のツアー内容・現地情報等は掲載日現在のものとなります。