皆様
こんにちは。
ハナエです。
お元気でいらっしゃいますか?
マドリッドも寒くなって参りました。只今の外気温は8度。
そんな中、先日、暖を求めカナリアス諸島の中のテネリフェ島へ行って参りました。
カナリアス諸島は7つの島からなる大西洋岸沖にある群島です。
位置的にはモロッコ、西サハラの横あたりに浮かぶ島々です。
今回はその中のテネリフェ島へ。
テネリフェまではマドリッドから空路2時間半ほど。距離にして1800KM弱。
スペインから近隣のヨーロッパの国へ行くよりも遠いのですね。
そしてスペイン本土とは1時間の時差もあります。
着いたテネリフェは夏初めか、終わりのような気温。つまり暖かでした。
空港から見た空気の色?も原色に見えて、ああアフリカ近くなんだなあ・・・としみじみ。
宿泊は知人の家。立地はビーチまで徒歩2分と有難い環境です。
知人宅は長期滞在者向けのアパートやスパなどもある地区。でも大きな町ではないのでゆったりのんびりリラックスした雰囲気です。
それでも、海に、プールに人々が集っていました。
中でも海を少し塀?で囲ったような「PISCINA NATURAL」(自然プール???)は近くのホテル宿泊客や地元の人たちで、1日中にぎわっていました。
見ていると、旅行客はゆったりとプールで寝そべり、ゆっくりと泳ぎを楽しみ、時間をかけておりましたが、地元の人々はぱっぱーと泳ぎ、ささっと着替え帰って行ったので、もしかしたら仕事前後?学校前後の日課なのかもしれませんね。
人々は非常におおらかで、更衣室があるのに、有料だからか(と言っても50セントでしたが。)プールサイドでバスタオルを巻き着替えておりましたよ。老いも若きも男子も女子も。誰も「あー着替えしている!」なんてじろじろ見たりしておりませんでした。
滞在中、日中は30度近くの気温でした。地元の方の話では、例年の場合11月はもう少し涼しいそうです。
私たちは日中半袖、朝と夜は薄めのジャケットで過ごしました。
テネリフェ島には世界遺産の登録が2件あります。
テイデ国立公園とサン・クリストバル・デ・ラグーナ(町の名前です。)
テイデ国立公園は標高3718mのテイデ山を中心とした国立公園です。
サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナは16-17世紀の佇まいが残る町。
もちろん、どちらも行ってきましたよ。
ただ、行く前に事前学習をしなかったので、サン・クリストバル・デ・ラグーナが世界遺産に登録されていたことを知りませんでした・・・。なので、写真もほとんど撮らず・・・。ごめんなさい。
1枚のみあります。どう見ても放置され続けた家の屋根にサボテン?が元気に伸びています。
テイデには車で行ってきました。
静岡出身の私としては、世界1美しい山は富士山!なんですが、テイデもどうしてどうして。
美しい!との形容とは違いますが、雄大な自然の中に入ってしまうと自分の小ささが改めて感じられますね。
溶岩に覆われた広大な風景はまるで、宇宙空間に身を置くよう。宇宙空間の写真もなくて残念!
空気も清々しく心も洗われました。麓には松の木が多かったのですが、これもカナリアス諸島独特の種類の松とか。(もしかしたらテネリフェ独特だったかも?)その他にもこの地域のみに生息する植物も多いんだそうです。
向こうに望むのはテイデの頂上。この構図はかつてスペインの通過がペセタだった際、1000ペセタ札裏のデザインでした。
そしてテイデ内にはなんとパラドールもあるのです。標高2100m付近のパラドールです。
カフェテリアは登山客で大賑わいでした。
そして、旅と切り離せないのがお食事。
テネリフェでおいしかったものというば、「じゃがいも」、「とうもろこし」じゃがいもはイベリア半島で食べる物よりも、しっとりクリーミーなお味でしたよ。これに「モホス」(オリーブオイル、・酢・ガーリック・塩・ハーブなどを混ぜたもの。野菜にもお肉にも合と思います。これもカナリアス諸島の郷土食です。)をかけて頂いてもおいしい!
とうもろこしも甘く身がしっかり詰まっていました。
バナナも有名ですね。バナナ畑もそこここにありましたよ。
今回のテネリフェは週末を利用の短い滞在でしたので、あまり急いで観光もせずどちらかと言えばゆっくりリラックスな旅でした。
実際にはもっと見るべき、食べるべき、感じるべきものがあったのですが、それはこの次にしようと思います。
ですので、あまり詳しくご紹介できなくて申し訳ないです。
次の旅ではもう少し掘り下げてみたいと思います。
アンダルシアでもない、バルセロナでもない一味違ったスペインを体験するならカナリアス諸島を訪れてはいかがでしょうか?
航空券、ホテル、パラドールの手配も弊社で承ります。
それでは、また次の機会に。