観光 2006.09.28

今はフィレンツェ周辺では良質のwineワインがたくさん生産されるようになり、世界的に有名なワイナリーがいくつもありますが、その昔、ルネッサンスの頃にフィレンツェで消費されるワインはほとんどがヴァルディスィエーヴェ(Val di Sieve)周辺で生産されるものでした。ルフィナ(Rufina)を中心とするヴァルディスィエーヴェ辺りでは1400年代前半からワイン造りが盛んでフィレンツェが共和国だった時代からフィレンツェにワインを卸していた記録が残っています。

その当時はワインの守護聖人サン・ミケーレの日に毎年ルフィナからフィアスコ入りのワインをフィレンツェに運んでくるのが慣わしで、それに合わせてフィレンツェも大いに盛り上がりました。
一時期廃れてしまったこの風習が昨今復活して、毎年9月の末に「カッロ・マット」という独特の山車がルフィナからはるばるフィレンツェにやってきます。notes
この山車はルフィナからフィアスコ入りのワインをできるだけたくさん運んでくるために編み出された方法で、coldsweats022000以上ものフィアスコ入りのワインをピラミッドのように積み上げて、白いキアーナ牛に曳かせるもの。なかなか豪快な山車なので2006年9月30日にフィレンツェにいる方はお見逃しなく。

2006年9月30日の予定
16:00
フィレンツェ共和国古式仮装行列出発
カリマラ通り、ローマ通り、洗礼堂前広場を行進
洗礼堂前広場にて「カッロ・マット」と合流
16:30
ワインに洗礼儀式を終えた後
「カッロ・マット」と古式仮装行列はカルツァイウォーリ通りを抜けてシニョリア広場へ
途中サン・カルロ・ディ・ロンバルディ教会にてワイン・フィアスコの奉納
17:00

シニョーリア広場でflag旗振り隊のエキシビションワインの振る舞い
17:30
カルツァイウォーリ通りドゥオーモ広場を抜けて「カッロ・マット」引きあげ



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