「これぞ!本物のローカルグルメ」 《 ロ-マ近郊 フラスカティ から 》
既に夏休みに入った学生旅行客そして増えつづける世界各国からの旅行客でイタリア全土で例年にない賑わいです
。 国籍別旅行者数のダントツはドイツ人
ロ-マの中心を出てここまで来れば ドイツ人観光客も少ないはず
例年より早めの夏が到来した暑い街中を逃れて、けれど熱い地元客の賑わいを求めロ-カルグルメな食を探しに行ってきました。ロ-マの南東(ナポリ方面)およそ
で40分ほどのCASTELLI ROMANI地方はロ-マ法王様の避暑地もある"ミニ"湖水地方。白ワインの産地でも仔豚の丸焼きでもよく知られているグルメな地方
。 場所はロ-マ市内から
でも行けるCASTELLI ROMANI 地方の”FRASCATI-フラスカティ”。 そもそも昔は居酒屋の前にはキイチゴなんかの葉を生い茂らせたそうです。看板代わりです。その茂みを”frasca“と呼びそれが変化して居酒屋の代名詞である”fraschetta”になったそうです。それが更に”FRASCATI-フラスカティ”と変化して現在の町の名前になりました。今夜は のん兵衛達と一緒に そんな”FRASCATI-フラスカティ”を食べにやってきました。 住人7713人が住む小さな町は週末ということで特にロ-マ人であふれています。数ある居酒屋の中でご案内するのは“ZARAZA-オステリア ザラザ”。
黄金色の白ワイン1㍑は お手ごろ4ユ-ロ。軽めながらもまじめにきりっと辛口。
プリモピアットが出来るまでのアテは画像を見てください。(モッツァレラチ-ズ、サラミ、オリ-ブ、オムレツ)今日のメニュ-は英語も上手なオ-ナ-のご推薦より。
絶品!太マカロニパスタ 生クリ-ムベ-スにクルミの実をすりおろし更にサルシッチャソ-セ-ジもつぶして入れたソ-ス、こってりとした味付けを想像した私はまだまだ、へっへっへ、グルメ初級者だな。 見た目を覆す軽めの味付けにはやられましたよ。別の一品は唐辛子を効かせたトマトソ-ス、どっちも無理なく白ワインに合います
。
メインの肉料理にたどり着く前にやっぱり一本赤ワインもテ-ブルに立たせておきましょう。キャンティだブルネッロだサシカイヤだとか騒がれますがここには地元でしか飲めない隠れ名品がありますよ。白だけでなくココは赤ワインもいけることを知らなかった私は本当に未熟者
。 今夜は私の支払いで無いので値段は覚えていませんが 『うまい、うまい』と言って飲んだ赤ワインの正体は “KRON”の5年モノでした。地元名門FONTANA CANDIDA社(http://www.giv.it/ ) のワイナリ-で産まれたメルロ-種ブドウ85% 残りをカベルネ種ブドウでブレンドしたワインはタンニンを少し舌に感じる程度、さらっとした印象の軽い口当たり。 のどを通った後に残る高貴ささえも覚えるエレガントなのど越しは私の本日のメインとなった"仔羊頭部半割ロ-スト"の主役である脳みそとも抜群に相性がよく
ぐいぐいクラスを開けてしまいました。 よくロ-ストされた頭蓋骨は目玉もいい感じに仕上がりとろける感じ、半割りの右側頭には多めのふくっらクリ-ム色の脳みそが、そして左には仔羊ちゃんのタンが収まっていて右も左も交互に攻めてやりましたよ
。味付けは塩味がベ-ス。香草ロ-ズマリ-風味を効かせたお料理はシンプルな味が売り。素材が生きてます。こんなお料理に目をつける私は晴れて“準グルメ”へ昇格
。ちなみにご一緒されたのん兵衛の皆様のやっつけた店主お勧めお肉料理は “仔牛の三枚肉のロ-スト-白ワインソ-スポテト添え”と
“牛尻尾のトマトソ-ス煮込”でした。
ロ-マ人も支持するここのは気合入ったレアなロ-マ料理。地元でグルメするには是非ロ-マへお越しください。そしてイタリアで一番のお薦めはこちら ⇒http://www.his-italy.com
居酒屋OSTERIA RISTORANTE "ZARAZA"
住所:Via Regina Margherita, 21 FRASCATI
電話:+39-0369422053 e-mail: rist.zaraza@libero.it