特派員記事 2008.06.26
ノーチ2 アルベロベッロに隣接し、列車で僅か一駅のノーチは、気軽に足を延ばせる町の一つです。notes

町全体が小高い丘の上にあり、特に市街地の標高は400メートルを越えるため、外周道からは周囲に広がる一面の緑を見下ろす事が出来ます。

ノーチには、観光の「目玉」となるものが無く、更に周囲に、ヨーロッパ屈指の大きさを誇る洞窟を持つカステッラーナ、カーニバルで有名なプティニャーノ、トゥルッリのアルベロベッロなど多くの観光地があるため、地味で小さな町という印象がありますが、総面積は、アルベロベッロの3倍以上、人口はほぼ2倍と、案外大きな町なのです。また、観光地ではない分、物価が庶民的なのも見逃せません。


ノーチ3 「目玉」不足を補うため、宗教関連の祭事はもちろんの事、市民レベルでのフェスタもあり、特に秋以降は、wineワイン、チョコレート、郷土菓子など「食」をテーマとしたフェスタが多く開催されます。

そんなノーチでオススメしたいのは、古い歴史を感じさせる旧市街地(centro storico)の散策です。この地方に特徴的な、石畳と小路の町並はここでも健在で、民家、レストラン、Bar、雑貨店、食料品店、パン屋、ジュエリーショップ、旅行代理店、そして教会まで、様々な店舗や建物が細い道の両脇に林立し、小さな旧市街を隙間無く埋め尽くしています。

ノーチ1 二人で並んで歩くのも困難なほどの狭い路地から、車一台がやっと通れるほどの道まで、様々な道幅の小路が網の目のように張りめぐる中で、バルコニーに飾られた花やclover緑が、モノトーンになりがちな町並にアクセントを与え、狭い空間にはためく洗濯物が、この町の生活感を感じさせてくれます。


ノーチ4 毎週火曜日には朝市が行われ、旧市街をぐるりと囲むように露店が並びます。
cherry野菜、果物から落花生などのナッツ類、カーテン、クッション、台所雑貨、靴、ランジェリー、洋服まで、種類も品数も豊富で、時には掘り出し物に出会うこともあります。
ノーチの朝市には、市街地はもとより、郊外に住む人も多く訪れるため、普段の倍くらいの人でごった返します。また、年に4回、フィエラと呼ばれる「朝市の特大版」があり、この時は、家具や本、ペットなど、通常の朝市では見られないものも売っています。
皆さんも、朝市やフィエラで掘出し物を見つけてみませんか?

記事&写真提供:特派員野口さん

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