

町全体が小高い丘の上にあり、特に市街地の標高は400メートルを越えるため、外周道からは周囲に広がる一面の緑を見下ろす事が出来ます。
ノーチには、観光の「目玉」となるものが無く、更に周囲に、ヨーロッパ屈指の大きさを誇る洞窟を持つカステッラーナ、カーニバルで有名なプティニャーノ、トゥルッリのアルベロベッロなど多くの観光地があるため、地味で小さな町という印象がありますが、総面積は、アルベロベッロの3倍以上、人口はほぼ2倍と、案外大きな町なのです。また、観光地ではない分、物価が庶民的なのも見逃せません。


そんなノーチでオススメしたいのは、古い歴史を感じさせる旧市街地(centro storico)の散策です。この地方に特徴的な、石畳と小路の町並はここでも健在で、民家、レストラン、Bar、雑貨店、食料品店、パン屋、ジュエリーショップ、旅行代理店、そして教会まで、様々な店舗や建物が細い道の両脇に林立し、小さな旧市街を隙間無く埋め尽くしています。




ノーチの朝市には、市街地はもとより、郊外に住む人も多く訪れるため、普段の倍くらいの人でごった返します。また、年に4回、フィエラと呼ばれる「朝市の特大版」があり、この時は、家具や本、ペットなど、通常の朝市では見られないものも売っています。
皆さんも、朝市やフィエラで掘出し物を見つけてみませんか?
記事&写真提供:特派員野口さん