四旬節(復活祭前の40日間)の期間、ヴェネツィアのサンマルコ寺院の大聖堂内では、夕方に小さなオルガンコンサートが開かれています。
そのタイトルも「Elevazioni Musicali al Vespro(夕暮れの聖体奉挙コンサート)」。
3月1日の日曜日から毎週日曜日の夕方30分程度のミニ音楽会です。
16~19世紀の楽曲が順次演奏されます。
演奏者は、同聖堂の主席のオルガニスト、チェンバリスタ、そして同聖堂の声楽隊の指揮者でもあるRoberto micconi氏。
3月21日の土曜日は、欧州オルガンの日ということでその週のみ特別に土曜日に開催。
この日はオルガン曲の作曲家として、またオルガンの名手としてあまりにも有名なバッハの栄誉を讃える、生誕324周年記念のコンサートでした。
美しいオルガンの響きが聖堂内に響き渡るなか、丸いクーポラの天井や壁のモザイク画、美しい祭壇を見ながらのうっとりとする至福の時間を過ごすことができます。
サンマルコ寺院正面に向かって右脇、レオーニ小広場Piazzeta dei Leoni側にある入口から入場します。同寺院の見学時間が終わる17.00になると係員が扉を開けてくれるので、そこから中に入ることができます。
<<最終公演スケジュール>>
4月5日(日) 17.00から
夕暮れ時のミニコンサート、お薦めです。入場料も要りませんので、ヴェネツィア観光のついでに足を運んでみてはいかがでしょうか。