ラクイラ県周辺を襲った大震災で命を落とされた方の冥福をお祈りするとともに、被災され避難生活を送られている方にエールをお送りいたします。
今回の大地震でも震源地が遠かったこともあり、ほとんど揺れを感じなかったフィレンツェ。地震直後の月曜日の朝からフィレンツェの街は通常通りの生活が営まれています。
4月7日の街の様子をちょっとだけレポートします。
フィレンツェを代表するドゥオーモ周辺は今日も観光客で賑わっています。
ドゥオーモ前の数段の階段は観光客の恰好の休憩場所になっています。
ちょっと横に周り込んでみると、クーポラ(丸天井)に上る入り口にずらっと長蛇の列ができています。
春のこの季節、天気のよい日にクーポラから眺めるフィレンツェは最高です!!
ということで、かなりの方が上っているようです。
地震の影響がないのはこんなところでもよぉくわかります。
もし少しでも揺れがあれば、クーポラの入場は規制されて上れなくなってしまいます。
共和国広場もこの通り観光客と地元の人で賑わってます。
メリーゴーランドもぐるぐる回って大盛況です。
観光客に人気のいのししメルカートもいつものように混雑。
ピエトロ・タッカ作のいのしし君も観光客に囲まれて、めいっぱい撫でられて鼻がぴかぴかです。
*ちなみにここにあるのはブロンズの複製です。
オリジナルは先日、10年ぶりにリニューアルオープンしたバルディーニ美術館に所蔵されています。
春の観光シーズンに突入したフィレンツェはシニョリア広場も観光客でいっぱいです。
馬車の馬もかなり暢気にご飯を食べていたりします。
残念ながらヴェッキオ宮殿前のダヴィデ像は現在修復中。本物はアカデミア美術館でたっぷりご鑑賞いただけます。アカデミア美術館のご予約はこちら!
ついでに混み始めてきたウフィツィ美術館の予約はこちら!
シニョリア広場の老舗カフェRivoireでくつろぐ人もよい天気に誘われてみんなテラス席でまったり中です。
さらにフィレンツェのゴシック建築の代表、サンタ・クローチェ教会まで足を伸ばすと、広い教会前広場では寝転んでくつろぐ人やサッカーに興じる若者の姿も。
ここにも普段と変わらない観光都市フィレンツェの姿があります。
ラクイラ周辺では現在も捜索・救助活動が行われ、避難所生活を強いられている人々が多くいて、心が痛みますが、遠く離れたフィレンツェでは地震の影響もなく、観光客の皆さんも観光シーズン真っ只中のフィレンツェをたっぷり楽しんでいます。
震源地から離れたローマ、フィレンツェ、ミラノ、ヴェネツィア、ナポリなどを訪問される場合には、交通機関も正常に運行しておりますので、不便も心配もありません。
天気も回復して、よい季節になったイタリアに安心してお越しください!
イタリア地震についての日本語記事:
ヤフーニュース
毎日新聞
朝日新聞
日刊スポーツ
イタリア語記事:
La Repubblica新聞・写真特集
Corriere della Sera新聞
地震による義援金についてはこちらをご覧下さい↓
イタリア赤十字社
イタリア赤十字社 (イタリア語で)
イタリア地震・英国赤十字社 (英語で)
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投稿: Red ChangChangCo -2009年4月 8日 (水) 09時26分
■無題
こちらのページを見る前に、イタリア赤十字に義援金を寄付しようとしましたが、支払の画面がイタリア語のため断念し、英国赤十字に寄付しました。Italy Earthquake Appealhttp://www.redcross.org.uk/donatesection.asp?id=93852entrypoint=37220_mainItaly震災の傷が少しでも早く癒えますように -
投稿: his-rome -2009年4月 9日 (木) 10時14分
■Re:無題
>Red ChangChangCoさんリンクありがとうございます!すぐにエントリーに載せます。そして、義援金もありがとうございます。Red ChangChangCoさんのようご協力とてもありがたいです。イタリア人として、感謝いたします。