夏はやっぱりジェラート。
あちらこちらにジェラート屋はあるものの、実は美味しいものにありつけるのは意外と難しいもの。
観光地になればなるほど、大手メーカーのものなど(決して否定するわけではないですが)が目立つようにもなります。
美味しいジェラートは、やはりそこのジェラッテリアでつくられた出来たて、新鮮なアルティジャナーレ(自家製)のもの。
ヴェネツィアにも数あるジェラッテリアのうち、お勧めの店のひとつが「ALASKA(アラスカ)」です。
駅からほど近い場所にある、間口の小さな店には店の主人(一見怖そうだが、人なつっこい下町人風の)カルロさんが、毎日訪れる多くの客の相手をしています。
入口には、店の評判を記すかのように、掲載されたガイドブックなどの切り抜きが貼られている看板がたっています。
店は大変小さいのですが、ここのジェラートは最高!!
材料はすべて新鮮な生のものを使用。
その季節にはその季節のものしか置いていないので、訪れる度に違った味に出会えます。
夏場のこの時期はアングーリア(スイカ)などはさっぱりとしていてお勧め。スイカの種もジェラートの中にしっかり残っていたりします。
また、変わり種もあり、緑色が鮮やかなアランチャ・エ・ルコラ(オレンジとルコラ)、カローテ(ニンジン)、バジル、ゼンゼロ(生姜)、セーダノ(セロリ)そしてテ・ヴェルデ(抹茶)があることも。
評判を聞いて多くの観光客も訪れますが、地元の人たちの評判も上々。
小さな子供を持つお母さんも、子供にも安心して食べさせられるということで、いつもここまでジェラートを食べにくるといいます。
サンタ・ルチア駅を出て目の前の橋を渡り
標識の指す通りにリアルト橋・サン・マルコ広場へ。しばらく行くと見つかります。
Gelateria ALASKA
Santa Croce 1159, Venezia
Tel; 041.715211
記事&写真提供:特派員白浜さん