ミラノ市内の観光の目玉のひとつとにスフォルツェスコ城というお城があります。
ミラノドゥオーモ広場から歩いて10分ほど。
ウインドウショッピングをしながら歩いてゆくとその壮大な姿が目に留まります。
大きな円形の噴水を入口に構えた立派なお城はレオナルド・ダ・ヴィンチも設計に加わったとされ、多くの観光客で賑わっています。
このスフォルツェスコ城は14世紀~15世紀に領主であったビスコンティ家の居城として建設されました。
血なまぐさいヨーロッパの歴史を塗り替えるかのように、このお城はスペイン(1535年-1706年)、オーストリア(1706年-1796年)、フランス(1796年-1814年)、またオーストリア(1814年-1859年)に支配され、当時は兵営として利用されていたとのことです。
イタリアが統一された1861年以降、手をくわえられて修復され
現在ではミラノ市のシンボルとして市民に親しまれています。
城内は塀でぐるっと囲まれた形になっていて、中には美術館などもあります。
この美術館には巨匠ミケランジェロが亡くなる数日前まで制作していたといわれる「ロンダニーニのピエタ」という彫刻が展示されているのでも有名です。
スフォルツェスコ城の裏側には「センピオーネ公園」と呼ばれる大きな公園もあり、城内はもちろんのこと、この中世の壮大な建築物を眺めながら散歩するのにはもってこいのスポットです。
住所:piazza castello
HP:www.milanocastello.it
時間:7:00-18:00(冬季)7:00-19:00(夏季)
入場無料
美術館:3ユーロ
9:00-17:30 月曜休み
記事&写真提供:特派員 佐武辰之佑 こちらもチェック