特派員記事 2010.07.07

ミラノを代表する世界遺産「最後の晩餐」

「最後の晩餐」とはキリストが「あなたがたのうちの一人がわたしを売り渡そうとしている」というユダを摘発しようとするセリフを言った瞬間を描いたもので、新約聖書の中ではとても重要なシーンのひとつで、各時代に多くの作品が描かれている。

なかでもおそらく一番有名なのがこのミラノにあるレオナルド・ダ・ヴィンチが描いたものだろう。
レオナルド作の「最後の晩餐」サンタ・マリア・デッレ・グラッツェ教会のかつて修道院が食堂として利用していた部屋の壁に描かれている。
この教会はルネッサンス期を代表するブラマンテという建築家の設計によるもので、彼はレオナルドとも友人であったらしい。

H.I.S.イタリア支店 ♪カプチーノ天国♪-SMDG01



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この「最後の晩餐」はグループごとの拝観になっていて、25名のグループで最後の晩餐の描かれた部屋に入り、そこで15分観覧できるという仕組みになっている。

この「最後の晩餐」は壁画ということもあり、ミラノから外へ出たことはなくそして今後他の場所で展示される可能性も低い。
映画や小説「ダヴィンチ・コード」でさらに人気が高まったこともあるが、おそらくミラノを訪れるすべての観光客がこの「最後の晩餐」を拝観しようとして予約をしようとする。しかし残念ながらこの「最後の晩餐」はなかなか見るチャンスがないことでも有名。
予約は2-3カ月先までいっぱいでホームページで予約が発表された途端すぐに完売になってしまう。

ネット上で予約がいっぱいであっても、電話で問い合わせるとチケットが取れることもある。
しかし電話でオペレーターと話をするまでにもかなりの一苦労。
最初にガイダンスに従って、英語かイタリア語を選ぶ。「オペレーター対応でき次第おつなぎします」というアナウンスが流れるが、2分ほど誰も出ないと回線が切れてしまう。
ひたすらかけ直し、オペレーターと話ができるまで1-2時間ほどかかることもある。

当日の朝にチケット売り場に行って直接聞いてみるという手もある。
かなり確率は低いが、たまたまキャンセルがあればその日の拝観を予約できる場合もある。

「最後の晩餐」は拝観するためには手間とある程度の運が必要かもしれないが、ミラノが誇る街の「宝」とも呼べるものなのでチャンスがあればぜひご覧いただきたい。


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記事&写真提供: 特派員 佐武辰之佑 こちらもチェック


          

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