特派員記事
2010.07.28
ミラノにはかつていくつもの運河があり「水の都」と呼ばれた時代もありました。
運河の建設目的は物資の運搬、主にミラノ大聖堂を作るための石を山から運ぶためであったそうでレオナルド・ダ・ヴィンチが建設に携わったことで有名でもありました。
しかし大聖堂完成後、そして戦後の交通の発達に伴いかつての運河のほとんどは埋め立てられてしまい、今ではここ「ナヴィリオ地区」と呼ばれる一帯だけその姿を残しています。
この「ナヴィリオ地区」はミラノで唯一の水が流れる情緒があることもあってか、観光スポットであることはもちろん、雑貨店、ギャラリー、古着屋など個性的なお店が並ぶショッピングエリアとしても知られています。
オシャレなお店が並ぶこの界隈は夏になると多くのカフェ、レストランはオープンテラスとなり多くの人が集まります。
「ナヴィリオ地区」で地元客に人気のピッツェリアがここ「FABBRICA」。
その名の通り工場をイメージした店内は親しみやすく、
特に本格的なおいしいピッツァを食べるにはお勧めのお店です。
高級なレストランというよりは庶民的な地元のピッツェリアという感じ。
ショッピングがてらナヴィリオを探索した後に利用されるのもおすすめです。
夏のナヴィリオはミラノを代表する幻想的なスポットなので散歩してみるのもいいと思いますが、
水辺ということもあって蚊がとても多いのでお気をつけて。
FABBRICA
住所:Via Alzaia Naviglio Grande 70
Tel:028358297
毎日 19:30-1:00
記事&写真提供:特派員 佐武辰之佑 こちらもチェック