世界中から観光客が押し寄せるヴェネツィアでは、特に夏場の観光シーズンはどこに行っても人・人・人。
観光客の少ない地元の人たちが通う店を探すのは決して簡単なことではありません。
が、ここ、オステリア アエ・ド・ポルテは、近所の人やヴェネツィアで働く人たちが通う店。
メニューは珍しくメニューフィッソ(定食)が中心に用意されています。
だからあえて「定食屋」と呼びたい店。
プリモ・ピアットはその日のパスタやリゾット、そしてミネストラ(野菜のスープ)。
セコンド・ピアットには豚・牛肉のグリル、ローストした鶏またはターキーなど。
そこに生野菜のサラダかジャガイモ、グリル野菜のコントルノ、。
そして1/4リットルのワインと水がつき17ユーロ。
この日のパスタメニューの一例。リガトーニのトマトソース。
豚肉のグリル。
鶏肉のロースト。
他、プリモとコントルノ、セコンドとコントルノ、そこにワインと水で11ユーロ、
という組み合わせも揃っています。
言い方は悪いですが「ぼったくられ」感がないので安心して食事ができます。
価格も見ての通り大変に良心的です。
ただし、このような価格的なサービスのため、
パスタはアルデンテでというものを期待するとちょっと裏切られるかも。
パスタはショートパスタかスパゲティを選べますが、
スパゲティのほうが茹でたてを味わえるかもしれません。
あくまで気どりのない定食屋。
地元の馴染みや工事現場で働く人などもやってくる普段使いの店です。
オーナーはステファノ・ロリスStefano Loris氏。
この店は彼が14年前から経営していますが、それ以前からは40年ほどの料理店だそう。
ここはもともと建物修理の道具などを置く倉庫と利用されていた場所で、
建物自体は200年ほどの歴史があります。
店内は天井には古いものをそのまま生かした立派な梁が、
壁は煉瓦と塗られたシックな赤色。
ちなみにこの赤色はヴェネツィアを象徴する真紅、ロッサ・ヴェネツィアーナ。
ヴェネツィアらしい素朴な雰囲気のある店です。
Hosteria Ae Do Porte
Castello(Santa Giustina)6492, Venezia
(サン・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会近く)
Tel; 041.5208842
記事&写真提供: 特派員 白浜亜紀 こちらもチェック
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投稿: QUALITA表参道 -2010年8月20日 (金) 08時48分
■おいしそう
o(^-^)o ヴェネツィアはイタリアで一番行ってみたい国です。ブログいつも参考にさせて頂いております(`∀´) -
投稿: his-rome -2010年8月20日 (金) 09時23分
■Re:おいしそう
>QUALITA表参道さんイタリアは町ごとに色も違うし、空気も違うので、周遊型の旅行も楽しいし、リピーターの方にはお気に入りの町にじっくり滞在もお勧めです。工夫してテーマを決めたりすると毎回違う楽しみ方ができますよ!!