ローマ・フィレンツェ・ベネチア・ミラノのレストラン、ホテルなど観光情報を紹介 イタリア観光ブログ

ちょっと前ですが、久々に13GOBBIに行ってきました。

フィレンツェ･ツアーデスク にご来店のお客様に配布している
フィレンツェマップでもスタッフお勧めで掲載しているトラットリア。

いつも混んでいるので要予約なのですが、
電話したら「満席、残念」って言われてしまい、
それでも諦めきれず、直接行って直談判。
何とか席を確保!!

19:30の開店に合わせて行くか
それよりも遅い時間に食事を希望する場合は事前に予約がお勧めです。

いつも同じものばっかり食べている気がしないでもないけれど･･･。
4名で前菜2皿、プリモ2皿、セコンド2皿、デザート2皿。
前菜1皿写真撮り忘れ?
とり忘れた一皿はブリィ･チーズとアンチョビのサラダでした。


さて、秋だしね、ということで前菜に秋らしいものを。
「いのししのサラミとペコリーのチーズのサラダ」。
フィレンツェは狩猟の季節になるといのしし肉が出回ります。
いのししと聞くとなんかケダモノこってりな感じですが、
サラミはそんなにコテコテでもなくさらっとおいしくいただけます。
個人的にはペコリーノチーズがおいしかったです。

プリもにはいつも食べている2品。
こちらは「からすみのスパゲッティ」。
数年前まではからすみだけのシンプルな出来上がりだったのに、
最近はプチトマトが和えてあって見栄えがよくなりました（笑）。
味覚的にはトマトなくてもいいと思うのですけど。

もう一品はここの定番。
「リガトーニ」。
でっかいマカロニにトマトとチーズのシンプルなパスタですが
誰に勧めても大感激するヒット商品です。
リガトーニという響きのせいか、
日本人と見るとここのカメリエーレが必ず「りがとーに、ありがとぉに」と
どうしようもないダジャレを繰り出して笑わせてくれます。
毎回のことなので、もう面白くなくなったけど･･･。

セコンドには肉料理を2品。
こちらは「タリアータ・ディ・マンツォ・ローズマリー風味」。
フィレンツェにきたら
フィレンツェ風Tボーンステーキを食べた方がいいのでしょうけれど
さすがに大きすぎるよという方にはタリアータがお勧めです。
私にはレアすぎてフィレンツェに暮らしながら一度も食べたことのない一品!!（威張れない･･･）

こちらは「オッソ・ブーコ」。
何がなんだかわからないくらいラグーソースまみれになってますが、
仔牛のすね肉のトマト煮込みです。
すっごくやわらかくなっていて食べやすく
今回はタリアータよりも好評でした。
これからの寒い季節にはお勧めの一品!
骨の真ん中のプルプルコラーゲンを掬って食べるとなおGOODですが
これも肉嫌いな私は人生で食べたことのない一品（威張れない･･･）。


もうお腹いっぱいだよぉといいながらデザート。
日本のそれとはまったく違う「チーズケーキ」。
日本のチーズケーキは抜群においしいので、
それを期待するとまったく別物ですが、これはこれでおいしいですよ。
森のベリーソースがけ。

せっかくだからということでトスカーナを代表するお菓子も。
「カントゥッチーニとヴィン・サント」。
甘いお酒に浸して食べる硬いビスケット。
この夜の話題のひとつは「歯の治療」だったのですが
歯の心配しながら硬いお菓子をみんなでもぐもぐ。
ここで出しているカントゥッチーニは隣町プラートの
老舗カントゥッチーニ屋さんMATTEIのブルーラベルです。
おいしいのは疑いようもありません。


この日我々のサービスをしてくれたヴィットリオ。
落ち着きなく動き回り、時に片言の日本語を操って
日本人4人組をからかいにきたりしていましたが
そのうち忙しくなると、オーダーを忘れてんてこ舞いになってました。
小学校の教科書の著者紹介とかで
いたずら書きされがちな顔だなぁと、今しみじみ思いました。
ひげがね、なんとなく明治大正時代の香り（笑）。


13GOBBI
Via Porcellana 9r
Firenze